1月26日は、日本の都市交通に大きな変革をもたらした「有料駐車場の日」。この日、1959年に東京都は日本で初めての路上駐車場を設置し、まさに都市空間の新しい幕開けを告げたのです。 当時の東京は、自動車が急速に普及し始めた時代。日比谷と丸の内に設置された1283台のパーキングメーターは、まるで都市の新しい息吹のように街並みに溶け込みました。その第1号機は、現在の東京国際フォーラム前、かつての都庁前に堂々と設置されたのです。 驚くべきは、その当時の駐車料金。15分わずか10円。今では信じられない金額ですが、当時の感覚で言えば、それは豆腐1丁またではがき1枚と同等の価値でした。大学卒の初任給が15,…