先月、実家に帰ったとき、本棚で懐かしい本と再会した。 マイケル・ドリス「朝の少女」。 そうそう、こんな本もあったんだった、と ページをめくってみると、 この本を初めて手にした時のことが鮮明に蘇ってきた。 本はタイム・カプセルだと思う。 初めて読んだ時の気持ちや空気感が閉じ込められている。 あの頃はずいぶん話題になった本だから もしかすると、このブログを読んでくださっている方の 本棚にも並んでいるかもしれない。 もう18年も前に買った本で、その当時、本屋さんへ行くと マイケル・ドリスの他の本とともに、この本が 山ほど平積みにされていたものだけれど 最近は全く見かけない。 著者が亡くなっていること…