農産物直売所は全国に広がっている。道の駅、JA直売所、都市型有機市、農家個人の販売所。 農林水産省の調査では、農産物直売所の販売額は1兆円を超える規模に達している。直売所はもはや補助的販路ではない。青果流通の一潮流である。 ただし、直売所は中央卸売市場とは性格が異なる。 中央卸売市場は、法律に基づき設置された制度的な流通経路である。大量集荷、価格形成、需給調整、都市供給という機能を担う、基幹的かつ制度的な流通機構だ。 国は中央卸売市場を青果流通の中枢として位置づけ、制度的に支えている。 その構造は現在も維持されている。 直売所は、その代替ではないが 拡大している。 なぜか。 食と農を再接続する…