東京都庭園美術館の「ルネ・ラリック展」はコロナ騒ぎで中断したまま終了してしまいました。開幕早々に出かけなかったのが悔やまれます。ラリック好きの日本には専門美術館やコレクションがたくさんあって緊急事態でなければいつでも見ることができますが、やはりアール・デコの殿堂、旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)で見たかったなあ。 現役のブランドメーカーでもある「ラリック」は高級ガラス器やアクセサリーで知られていますが、なんといっても見ごたえあるのはインテリアです。なかでもラリックが晩年に情熱を注いだのは教会の内装で、こればかりは現地に足を運ぶしかありません。 彼が手がけた教会内装の最高峰「ノートルダム・ド・フィ…