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朝鮮朝顔

(動植物)
ちょうせんあさがお

チョウセンアサガオ(ナス科 チョウセンアサガオ属)一年草
学名:Datura metel Linn
原産:インド
別名:曼陀羅華、ダチュラ、キチガイナスビ、ハリナスビ
毒部分:全草、種子、根、葉、花、株
毒成分:スコポラミン、アトロピン、ヒヨスチアミン、アルカロイド
症状:せん妄、幻聴、頭痛、めまい、意識喪失、呼吸停止、興奮、錯乱、炎症
花期:夏

朝鮮朝顔について

朝鮮朝顔には、大きく別けて2種類のタイプが存在する。

一つはチョウセンアサガオ、シロバナヨウシュチョウセンアサガオ、アメリカチョウセンアサガオなどのように、花が上向きに咲き、果実に太い刺があるという特徴を持つ、一年草のチョウセンアサガオ節。
一般にこの種をDatura(ダチュラ)と呼ぶ。

もう一つは多年草あるいは低木で、花が垂れ下がって咲き、果実に刺のない特徴を持つ、多年草のキダチチョウセンアサガオ節。(キダチチョウセンアサガオは、漢字で『木立朝鮮朝顔』である。)
こちらの種をBrugmansia(ブルグマンシア)としている。
花の形がトランペットに似ていることから、「エンジェルス・トランペット」という名前で広く流通。しかし厳密に言えば、キダチチョウセンアサガオの英名を指す言葉らしい。

そしてこの朝鮮朝顔。原産地はその種により様々である。
ヨウシュチョウセンアサガオについては熱帯アメリカ原産、そしてシロバナヨウシュチョウセンアサガオはカスピ海地方……。
さらに、一般に朝鮮朝顔と呼ばれている種は、インド原産なのである。
ではなぜ名前が『朝鮮朝顔』なのか?
17世紀の江戸時代、天保年間に渡来した時に、『一度朝鮮を経由した。そしてその容姿が朝顔と非常に酷似していた。』
以下の理由によってその名が日本に広まったという訳である。
ちなみに別名の『曼陀羅華(まんだらげ)』というのは、法華経の『曼陀沙華・摩訶曼陀沙華・曼陀羅華・摩訶曼陀羅華』より出てきている言葉から。曼陀沙華とは彼岸花の事である。

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