きのう、瀬田なつき『あとのまつり』を見た。 驚くほどにのちの『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』、『PARKS パークス』を予告する内容であり、どうせこんなもの、と気恥ずかしさとともに見始めると痛い目を見る。多幸感と残酷さが同居し、時を超え、あるいは時を重ねてイメージがポップ(ロックではなく)する。 実際そのポップさを担うのは撮影ではなく、音であり、また音楽であり『5windows』以後の瀬田なつきと『あとのまつり』までの瀬田なつきを木下美紗都の在、不在で片づけてしまいたくなるほどに本作でもそれは際立っていた。ただ、そんなに簡単な話でもないはずのマジカルな才能を今後も信じ続けて新作を待ちたい。…