ミステリー作家で、自身も北大で七帝柔道の選手だった増田俊也が、「ゴング格闘技」に連載するスポーツノンフィクション。
不世出の柔道家で、後に外国での異種格闘技やプロレスも体験した木村政彦の事跡を描く。
2011年、連載終了。同年秋に、新潮社から単行本化され、大きな反響を呼んだベストセラーとなった。 2012年、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。 2013年4月、プロレススーパースター列伝などで知られる原田久仁信が漫画化。
「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と言われた鬼の柔道家「木村政彦」の一生を丹念に描いたノンフィクション大作。 2段組で700ページあるので、読了するのに時間がかかりましたが、内容はめちゃくちゃ面白かった。 戦前の柔道界の様子や、師匠牛島辰熊との関係、戦後日本プロセス界の創成期の様子、力道山との試合、弟子の岩釣兼生との関係、全てにドラマがあり、よく一冊にまとめたなぁと感動しました。 戦後「スポーツ化」してしまった柔道に対して、木村が求めていた真剣勝負(バーリトゥード)としての柔道(武道)に対する真摯な姿勢、鍛錬の具合が凄まじかった。 木村政彦の一生なのですが、別の側面からみると格闘技(柔…
ゴング格闘技、最新号。平良達郎表紙のやつGONG格闘技 2023年9月号アプリスタイルAmazon 発売日の関係で超RIZIN2の結果とかは載っていないけど。 ここで細田昌志氏の、キックボクシングの戦後史を深堀する連載インタビューがある。 題名は「沢村忠に真空を飛ばせた男 外伝」 この本の補遺、という扱いだ。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」にも同様の外伝インタビューがあったっけ。沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―作者:細田昌志新潮社Amazonキックの鬼”沢村忠 真空飛びヒザ蹴り伝説/沢村忠/DVDAmazon木村政彦 外伝作者:増田俊也イースト・プレスAm…
・『雷電本紀』飯嶋和一 ・『日本の弓術』オイゲン・ヘリゲル ・『鉄人を創る肥田式強健術』高木一行 ・『肥田式強健術2 中心力を究める!』高木一行 ・『表の体育裏の体育 日本の近代化と古の伝承の間(はざま)に生まれた身体観・鍛錬法』甲野善紀 ・『武術の新・人間学 温故知新の身体論』甲野善紀 ・『惣角流浪』今野敏 ・『鬼の冠 武田惣角伝』津本陽 ・家来でも殿様の前では立って歩くことは許されない・『合気の発見 会津秘伝 武田惣角の奇跡』池月映 ・『合気の創始者武田惣角 会津が生んだ近代最強の武術家とその生涯』池月映 ・『孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義』津本陽 ・『深淵の色は 佐川幸義伝』津本陽…
・『雷電本紀』飯嶋和一 ・『日本の弓術』オイゲン・ヘリゲル ・『鉄人を創る肥田式強健術』高木一行 ・『肥田式強健術2 中心力を究める!』高木一行 ・『表の体育裏の体育 日本の近代化と古の伝承の間(はざま)に生まれた身体観・鍛錬法』甲野善紀 ・『武術の新・人間学 温故知新の身体論』甲野善紀 ・「つかむ」ということ・『鬼の冠 武田惣角伝』津本陽 ・『会津の武田惣角 ヤマト流合気柔術三代記』池月映 ・『合気の発見 会津秘伝 武田惣角の奇跡』池月映 ・『合気の創始者武田惣角 会津が生んだ近代最強の武術家とその生涯』池月映 ・『孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義』津本陽 ・『深淵の色は 佐川幸義伝』津…
今週は番組監修をお任せしているのでほぼほぼ休暇。 いや、ほぼ休暇、いやいや休もうと思えばタイにだって行ける。 久々に白山に登るプランもあったのだが、天気予報と相談して取り止めにした。 YAMAPで雨や強風やらガスで真っ白やらの山行日記を見ては 行けなくてよかったね、などと自分の選択をよしと納得する。 これが快晴の写真だったら、僕は確実に落ちこむのだ。 他人の不幸は蜜の味。 否定はしない。 そんな話をヒロとしていたら、昔はどしゃ降りや強風の山へも行ったよなあ、という思い出が甦ってきた。 いまほど天気予報をピンポイントでチェックすることは出来なかったし、休みも限られていた。 何よりも、なんとかなる…
・『雷電本紀』飯嶋和一 ・『日本の弓術』オイゲン・ヘリゲル ・『鉄人を創る肥田式強健術』高木一行 ・『肥田式強健術2 中心力を究める!』高木一行 ・『表の体育裏の体育 日本の近代化と古の伝承の間(はざま)に生まれた身体観・鍛錬法』甲野善紀 ・『武術の新・人間学 温故知新の身体論』甲野善紀 ・『惣角流浪』今野敏 ・身長147cmの巨人 ・橋と手裏剣 ・丸茂組を単独で制圧・『会津の武田惣角 ヤマト流合気柔術三代記』池月映 ・『合気の発見 会津秘伝 武田惣角の奇跡』池月映 ・『合気の創始者武田惣角 会津が生んだ近代最強の武術家とその生涯』池月映 ・『孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義』津本陽 ・『…
・『雷電本紀』飯嶋和一 ・『日本の弓術』オイゲン・ヘリゲル ・『鉄人を創る肥田式強健術』高木一行 ・『肥田式強健術2 中心力を究める!』高木一行 ・『古武術の発見 日本人にとって「身体」とは何か』養老孟司、甲野善紀 ・『表の体育裏の体育 日本の近代化と古の伝承の間(はざま)に生まれた身体観・鍛錬法』甲野善紀 ・柔術の大乗化=柔道・『惣角流浪』今野敏 ・『鬼の冠 武田惣角伝』津本陽 ・『孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義』津本陽 ・『深淵の色は 佐川幸義伝』津本陽 ・『透明な力 不世出の武術家 佐川幸義』木村達雄 ・『佐川幸義 神業の合気 力を超える奇跡の技法』『月刊秘伝』編集部編 ・『木村政…
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木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(上) (新潮文庫)作者:増田 俊也新潮社Amazon木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか(下) (新潮文庫)作者:増田 俊也新潮社Amazon単行本は2012年 ・昭和の巌流島 1954年(昭和29年)12月22日 蔵前国技館 木村政彦(37歳)vs力道山(30歳) ・日比谷公会堂前、新橋駅前西口広場、大森駅前、中野駅前、渋谷駅前、上野公園池之端、有楽町の朝日新聞社前(現マリオン)、五反田駅前など、あらゆるところに街頭テレビが設置され、たった一台のテレビにそれぞれ数万単位の人々が群がっていた。電器店の前のテレビにも数千人単位で人が立ち、テレビがある喫茶…
・『日本の弓術』オイゲン・ヘリゲル ・『鉄人を創る肥田式強健術』高木一行 ・『表の体育裏の体育 日本の近代化と古の伝承の間(はざま)に生まれた身体観・鍛錬法』甲野善紀 ・『武術の新・人間学 温故知新の身体論』甲野善紀 ・『惣角流浪』今野敏 ・『鬼の冠 武田惣角伝』津本陽 ・『透明な力 不世出の武術家 佐川幸義』木村達雄 ・『孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義』津本陽 ・中根光龍の後継者・『剣豪夜話』津本陽 ・『佐川幸義 神業の合気 力を超える奇跡の技法』『月刊秘伝』編集部編 ・『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也『深淵の色は 佐川幸義伝』津本陽(実業之日本社、2018年/実業之…
henkendameningen.hatenablog.com 続き。 七帝柔道記を読んでからというもの、増田作品に魅了されている。 なかなか衝撃的なタイトルである 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 上 (新潮文庫) [ 増田 俊也 ]価格: 869 円楽天で詳細を見る 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 下 (新潮文庫) [ 増田 俊也 ]価格: 924 円楽天で詳細を見る も読みました。 続きを読む前に ↓クリックをしていただけると嬉しいです。
以前のこの話について、ちょっと小さな継続情報があったので補足します m-dojo.hatenadiary.comゴン格の最新号、 吉田豪氏は前号の話について、本編では無くマクラでちょっと語っている 吉田豪氏、全日のガチ練習について考えるこれを読む限り、吉田豪氏も、あまりディープな周辺情報やオフレコトークを聴いてるとかじゃなくて、素朴に北原光騎のインタビューと、渕正信の武勇伝がつながらない、という疑問、という感じのようだ。GONG格闘技 2023年3月号アプリスタイルAmazon で、これはやはり前の記事で書いた様に 吉田氏の「渕は全日もガチスパーしていたというけど、北原はそれを否定してる」の話…