熊はどこにいるの 作者:木村紅美 河出書房新社 Amazon 『熊はどこにいるの』木村紅美著を読む。 東日本大震災から7年後。町や港は一応復興したように見えるが、そこに住む人々に空いた心の穴は、埋められていない。 DVから避難した女性のためのシェルター「丘の家」。熊が出てもおかしくない山の奥地にあった。そこには先生とリツとアイが暮らしていた。津波により何もかもを失くしたサキ。震災後、移住してきたヒロが加わる。 リツは子供の時にうけた性暴力で男性恐怖症。アイは道の駅のトイレで赤ん坊を拾う。施設でこっそり育てることになる。男嫌いのリツの手前、男の子なのに「ユキ」という名前がつけられ、女の子の服を着…