「積ん読」に『北斗星(250405)』は思う▼この言葉が使われるようになったのは、江戸時代後期の小咄「大般若」に登場。お経の上げ方には、全てを読む「真読」、要所だけ読む「転読」などがあり、最も手のかからないのが、置いた経典を眺めるだけの「積ん読」と▼負のイメージが付きまとうが、見方を変える一冊に出合った。作家ら12人に本との向き合い方を尋ねた「積ん読の本」。「読んだ本しか家にないということは、自分がわかっている世界しかないということ。読んでない本があると、世界は外に広がっている」「積ん読は自分のための図書館」と▼未読の本の山は、より豊かな自分になるための投資ということだろう▼積ん読を考えること…