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末摘花

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【源氏物語 第6帖 末摘花 すえつむはな】🪷源氏18歳正月頃~19歳正月🪷貧しく 不器用で人見知りで美人とは言えないけれど、誠実で純粋な皇族の姫君🌷

🪷源氏18歳正月頃~19歳正月🪷 乳母子の大輔の命婦から亡き常陸宮の姫君の噂を聞いた源氏は、 「零落した悲劇の姫君」という幻想に憧れと好奇心を抱いて求愛した。 親友の頭中将とも競い合って逢瀬を果たしたものの、 彼女の対応の覚束なさは源氏を困惑させた。 さらにある雪の朝、 姫君の顔を覗き見た光源氏はその醜さに仰天する。 その後もあまりに世間知らずな言動の数々に辟易しつつも、 源氏は彼女の困窮ぶりに同情し、 また素直な心根に見捨てられないものを感じて、 彼女の暮らし向きへ援助を行うようになった。 二条の自宅で源氏は鼻の赤い女人の絵を描き、 さらに自分の鼻にも赤い絵の具を塗って、 若紫と兄妹のように…