「本屋の人生」(伊野尾宏之、本の雑誌社)という新刊が出たことを、齋藤花火さんのブログで読みました。すぐにamazonに発注し、ふと思いました。ああ、こんな本の買い方こそ、街中の本屋さんが立ち行かなくなった一因なんだろうなと。 東京の新宿区中井にある「伊野尾書店」。2026年3月をもって、つまりこれを書いている時点でいえば来月、閉店します。2代目店主である伊野尾宏之さんが家業を閉じる前に、店の歴史に自分の成長と苦難、喜びを重ねた記録です。 いわば、街中の本屋さんの年代記。悲壮にも、勇ましくもならず、肩の力を抜いてむしろ淡々と昭和から現在に至る出来事や思いが綴ってあります。何かを伝えようとするとき…