色々バタバタしていたので遅くなってしまったが、四月の残る歌舞伎座夜の部の感想を綴る。入りとしては二階席に若干空席はあったものの、九分通りの入りと云ったところであったろうか。昼の部と同じ位の入りであった様に思う。五月は團菊祭なので例年四月の出演はない印象の菊五郎が出ているのが珍しい。團菊祭の後は六月に襲名の締めくくりとして博多座に出る菊五郎。正に東奔西走と云ったところ。チケットはおさえたので、今から博多座公演が楽しみである。 幕開きは『本朝廿四孝』から「十種香」。近松半二らによる丸本の名作である。配役は時蔵の八重垣姫、七之助の濡衣、歌昇の小文治、萬太郎の六郎、芝翫の謙信、萬壽の蓑作実は勝頼。八重…