『社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない。 本田宗一郎』 あの本田技研を創業した本田宗一郎さんのフレーズです。 油まみれの作業服で工場にいたら、誰が社長なのか区別がつかないかも知れませんね。 昔の夜の街は、「社長」か「先生」しかいませんでした。 それは、客引きが大活躍していた時代の話です。 飲み屋街で、どこかで楽しいひと時を過ごそうと流している人に対して、機嫌良く話しかけ、誘導するのです。 「ヒラ」の人でも、「社長」と声がかかれば、機嫌が良くなり、財布のヒモも全開になるかも知れません。 大らかな時代には、その様なことがありまし…