ポーの短編集の3冊目。正直言って、怪奇小説やミステリーほど入り込めなかった。ポーがSFやファンタジーまで手を伸ばしていたとは知らなかったからである。合本なので2冊目から別世界に連れてこられた気持ちになったのも理由の一つだ。3巻目に収録されているのは、「大渦巻への落下」「使い切った男」「タール博士とフェザー教授の療法」「メルツェルのチェス・プレイヤー」「メロンタ・タウタ」「アルンハイムの地所」「灯台」。こちらは読み返すことはなさそうなので、備忘録代わりに短いあらすじを書いておく。 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―(新潮文庫) 作者:エドガー・アラン・ポー 新潮社 A…