どこで読んだのかわからないけれど、見慣れない単語に目が釘付けになった。”行旅死亡人”、(こうりょしぼうにん)初めて見たキーワードだったけれど、きっと旅先で見つかった身元不明者なんだろうなぁ、というところまでは想像できた。 では、その行旅死亡人の高齢女性が、右手指をすべて欠損し、3400万円の現金を残し、住民票も存在しなかったら? いやいや、どういうこと?!と思い、つい本を買ってしまった。 『ある行旅死亡人の物語』 ある行旅死亡人の物語 作者:武田 惇志,伊藤 亜衣 毎日新聞出版(インプレス) Amazon ジャンルはルポルタージュになるのか?ノンフィクションなので、情報がどんどん出てくるご都合…