朱印船貿易

朱印船貿易

(読書)
しゅいんせんぼうえき

船舶の渡航証明書である朱印状を使用した江戸幕府公認の貿易のことであり、西国の大名や京都・堺(大阪府)・長崎などの商人が、東南アジアなどへ船を出して行った貿易。

渡航先

  • 安南:当時北ベトナムを領有していた黎氏を擁立するハノイの鄭氏政権である。東京(トンキン)ともいう。
  • 交趾:当時実質的に中部ベトナムを領有していたフエの阮氏政権である。広南国ともいう。その交易港はホイアン(会安)及びダナンであった。
  • 占城:ベトナムによって南ベトナムの一隅に押し込められていたチャンパ王国である。
  • 暹羅:タイのアユタヤ王朝である。アユタヤには大きな日本人町が形成され、山田長政が活躍する。アユタヤからも交易船が長崎に来た。
  • 柬埔寨:メコン河流域のプノンペンを首府とするカンボジア王国である。
  • 太泥:マレー半島中部東海岸のマレー系パタニ王国である。当時は女王が支配し、南シナ海交易の要港であった。
  • 呂宋:スペインの植民地ルソン島である。首府マニラが新大陸とのガレオン貿易の要港で、中国船の来航も多かった。
  • 高砂:当時ゼーランディア城を拠点にオランダ人が支配していた台湾である。台湾も中国商船との出会いの場であった。

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