2012年7月26日第1刷発行 子胥らは、父伍奢と兄伍尚を救うべく刑場に向かうが、費無極が待ち構えており、成就しなかった。何者かが子胥らを窮状から救った。宋へ向かう途中、宋の公子子城と出会う。楚の太子建(子木)は宋から内乱のために去り、鄭へ向かっているとのことだった。宋都商丘で子胥らは褒氏の家に身を寄せた。褒氏は申包胥の父の妾だった。楚都で離れ離れとなった徐兄弟や傀、朱毛と褒氏の家の近くで合流した。子胥を窮状から救ったのは賊の頭目旻達だった。子胥は褒氏から託された子の小羊も連れて太子のいる鄭へ向かった。鄭で子木は子胥らを迎え入れ、鄭都から晋へ向かった。子木の師が父の伍奢だったため、子胥は賓客と…