紀元前の朝鮮半島を舞台にした韓国ドラマ。正式名称は『朱蒙 -チュモン- Prince of the Legend』 最終回では52.67%<TNS調べ>の最高視聴率を記録した。
出演者はソン・イルグク、ハン・ヘジン、キム・スンス、チョン・グァンリョル、オ・ヨンスなど 海外でも放送され、イランでも2008-2009年に視聴率60%を記録、日本人も「ハイ、チュモン!」と声をかけられるほどになったという(毎日新聞より)
今回は好太王碑文の内容について、日本史との文脈の中で取り上げられることが少ない点を紹介。次の流れで紹介していく。 ・広開土王陵碑(好太王碑文)・鄒牟王の物語(原文)・鄒牟王の物語(訳)・好太王について・平安について・十七世孫について・古事記の十七世神(とおあまりななよのかみ)・古事記におけるアジスキタカヒコネ・スサノオの新羅遠征後の日本と朝鮮の関係をつなぐもの ■広開土王陵碑(好太王碑文) 所在は現在は中国・吉林省(きつりんしょう)集安市。建立は414年。 高句麗の第19代の王、好太王(広開土王、在位:391年 - 412年)の業績を讃えた石碑である。息子の長寿王(ちょうじゅおう、チャンスワン…
世界(日本を除く)の皇帝や王、大公などの一覧と、その英語での言い方です。かっこ内の数字は生没年、かっこ外の数字は在位年です。 まだ途中作成中のところがあります。順次アップデートしていきます。
高句麗は三国時代の呉や、南北朝時代の東晋や南朝宋に対してたびたび馬を献上している。『太平御覧』や『宋書』には、高句麗が献じた馬が「千里馬」「赭白馬」と記されており、名馬であったことがうかがえる。 『三国志』東夷伝の記述 高句麗からの献上品 参考文献 『三国志』東夷伝の記述 3世紀末に西晋の陳寿によって編纂された『三国志』東夷伝高句麗条には、「其の馬皆な小さくて山に登るに便あり」と記されている。『魏書』高句麗伝にも以下のように記されている。 三尺の馬を出だす。本と朱蒙の乘る所の馬種なりと云う。即ち果下なり。 小さい馬であったことが分かる。「果下」とは、果樹の下を通ることのできる馬ということを意味…
古代朝鮮、集安高句麗碑にみられた河伯について。河伯は日本書紀の中にも登場する。これまで紹介してきた朝鮮の遺跡・碑文・墓誌などよる考古学的内容を背景としつつ、古代に東アジアで何が起きていたかを探る。次の流れで紹介していく。 ・集安高句麗碑・河伯(かはく)・朱蒙(しゅもう)・解慕漱(かいぼそ、へモス)・解慕漱のラテン語読み・日本書紀の河伯・仁徳天皇・十一年・仁徳天皇について・大兄の官名・難波の堀江 ■集安高句麗碑集安市麻線郷麻線河の西岸で出土した石碑。全部で218文字程度の碑文。 碑文には、・始祖は鄒牟王であるとする・広開土王の統治と領土を切り開いた・広開土王は河伯の孫であるとする・守墓条令を公布…
清滝や波に散り込む青松葉 芭蕉 [#地から1字上げ](人もなし木陰の椅子の散松葉――正岡子規) 行政の仕事と市民運動とは一線を画す。 [#地から1字上げ](仲井真沖縄県知事・二十六歳年下) それならおじさまファンは、チャングムに何を求めたのか? [#地から1字上げ](小倉紀蔵、ハイブリッド化する日韓、NTT出版、2010年) 先生、投書が来ています。そんなことを言っても、実際に、日本のどこかに北のミサイルが落ちたらどうするのか。誰が責任を取るのか。 諸君、現実的に北朝鮮のミサイル攻撃を100%防衛することは不可能だと言われているが、国民がそれを望むのであれば、政府はそれをやらなければならない。…
2012年3月15日初版第1刷発行 裏表紙「古代の史実にロマンの香が漂う頃から、朝鮮半島を舞台に繰り広げられる三国の戦いや、新羅・高麗などの変遷、27代の長きにわたる朝鮮王朝歴代王の業績などをふまえたうえで、次々とつくられている韓国時代劇。その魅力を、ドラマの時代背景を調べつつ、なによりも登場人物の生き方がわかる言葉、名セリフを、軸に読み解いていくのが、本書の試みである。韓国歴史読みもののパイオニアである康煕奉氏のプロデュースによる、ファン待望の作品鑑賞の手引きとなる、新しい形の読みものシリーズ。」 目次 はじめに 第1章 主人公の前向きな生き方が共感を呼ぶ 「ファン・ジニ」身分違いの恋と舞踊…
「推奴(チュノ)」という韓国ドラマのロケ地は、済州島で撮影されました。具体的には、以下の場所がロケ地として使用されました。 1. セソカク: セソカクは海と川でできており、海水と淡水が混ざり合い、溶岩が固まってできた渓谷です。 「推奴(チュノ)」の撮影地として選ばれた美しい場所で、海と深いグリーン色の渓谷が印象的です。 2. 莞島海神撮影所: この撮影所は、韓国の人気ドラマや映画によく使われています。 「推奴(チュノ)」以外にも「朱蒙」「テジョヨン」「太王四神記」などの作品でも使用されています. 3. 扶安映像テーマパーク: 「推奴(チュノ)」の舞台となるおバカ王の宮殿がここで再現されています…
「朱蒙」は、韓国の歴史ドラマで、紀元前108年の古朝鮮を舞台にしています。以下は最終話までのあらすじです。 1. ヘモスの死とユファの出産: ヘモスは漢に攻撃されて崖から落ち、最期を迎えます。 ユファはヘモスの死にショックを受けながらも、男の子を出産します。 クムワは、ユファの子を自分の息子として育てようと提案しますが、ユファは別の選択をします。 2. 朱蒙の流浪と成長: 朱蒙は流民として漢に抵抗する英雄ヘモスの意志を継ぎ、逞しくなります。 盲目の人から剣術を学び、急速に上達します。 漢の剣よりも強度で折れない剣の開発に挑みます。 3. 宮殿からの追放: 朱蒙は兄弟によって宮殿から追放され、監…
「朱蒙」は、韓国の大河ドラマで、紀元前108年の古朝鮮国を舞台にしています。以下は第1話のあらすじです。 第1話:紀元前108年、古朝鮮(コジョソン)は漢により滅ぼされました。ヘモス将軍と扶余(プヨ)の太子クムワは流民(るみん)となった古朝鮮の人々を率いて漢に抵抗しました。しかし、ヘモスは漢軍の槍に倒れてしまい…。 このドラマは、映画並みのスケールとハイビジョン映像による迫力ある戦闘シーンで話題となり、国民的ヒット作となりました。放送回数は全81話で、最高視聴率は52.67%、平均視聴率は40.98%でした . ソン・イルグクとハン・ヘジンが主演し、感動的なストーリーが展開されます。
韓国の大河ドラマ「朱蒙」には多くの印象的なセリフがあります。以下はいくつか特筆すべきものです。 1. 「朱蒙」の名前の由来: ドラマの主人公である朱蒙は、幼少期から文武両道で怪力の持ち主であり、「弓の達人」としても知られています。彼の名前は百発百中の腕前を表すものであり、その名前が彼の運命を刻んでいくことになります。 2. 「子は国を滅ぼす運命にある」: ドラマの中で、朱蒙の孫であるムヒュルが生まれる際に神託された言葉です。この言葉が後の展開に大きな影響を与えます。 3. 「戦いの神」: 朱蒙が建国した高句麗を引き継いだのが第2代のユリ王(チョン・ジニョン)で、その息子であるムヒュルが「戦いの…
「朱蒙」には多くの印象的なシーンがありますが、以下はいくつか特筆すべきものです。 1. 卵から生まれる朱蒙: ドラマの冒頭で、柳花(ユファ)が産んだ卵から朱蒙が生まれるシーンは、神秘的で印象的です。この瞬間が物語の始まりとなり、朱蒙の運命が紡がれていきます。 2. ヘモス将軍の戦い: ヘモス将軍は古朝鮮の人々を率いて漢に抵抗します。彼の勇敢な戦いと最期の瞬間は、視聴者の心に深く刻まれました。 3. 朱蒙の成長: 朱蒙は幼少期から文武両道で怪力の持ち主であり、「弓の達人」としても知られていました。彼の成長と冒険は感動的で、視聴者を引き込みます。 4. 高句麗の建国: 朱蒙が高句麗を建国するシーン…
『朱蒙』のドラマで使用された衣装は、古朝鮮や三国時代の高句麗を舞台にしているため、当時の歴史的背景に基づいた伝統的な衣装が多く用いられました。特に主要キャラクターたちの衣装は、彼らの身分や性格を表現するために細部にわたって工夫されています。 例えば、ソン・イルグクさんが演じる朱蒙の衣装は、彼が王子から高句麗の初代大王へと成長する過程で変化していきます。初期は比較的質素な衣装であったものが、物語が進むにつれてより豪華で威厳のある衣装へと変わっていくことで、彼の内面の変化を視覚的にも表現しています。 ハン・ヘジンさんが演じるソソノの衣装は、彼女の商団の娘という背景と、凛とした美しさを強調するために…
「朱蒙」の音楽は、ドラマの魅力を一層引き立てています。以下は、このドラマのOST(オリジナル・サウンドトラック)に含まれるいくつかの印象的な曲です。 1. 「天よ、どうか」(インスニ): チュモンとソソノの登場シーンで流れる曲で、2人の愛のテーマを表現しています。イントロの笛の音が切なさと物語の壮大さを伝え、その世界観に引き込まれます。 2. 「愛の記憶」(チョ・スミ): ソソノがチュモンの結婚式に出席するシーンで流れる曲です。2人の気持ちが歌を通じて伝わり、涙を誘います。 3. 「世界が私を呼んでいる」(イン・スニ): エンディングで流れる曲で、一度聴いたら頭から離れない美しいメロディです。…
『朱蒙』のロケ地は、韓国内でいくつかの場所で撮影されました。以下にいくつかのロケ地をご紹介します。 1. 羅州映像テーマパーク(旧・羅州三韓志テーマパーク) 朝鮮半島の三国時代(紀元前1世紀〜紀元後7世紀)を背景としたオープンセット兼三国時代民俗村です。 『朱蒙』や『太王四神記』の撮影に使われました。 伝統的な歴史文化を体験できる場所で、観光客に人気です。 2. 有明山自然休養林 第4話で登場した沼のシーンはここで撮影されました。 ソン・イルグクさんが3時間も沼に浸かっていたというエピソードもあります。 3. 黄梅山(ファンメサン) ヘモスが幽閉されていた洞窟のシーンはここで撮影されました。 …
ハン・ヘジンさんが演じた『朱蒙』での役どころは、ソソノというキャラクターです。ソソノは商団の娘であり、主人公チュモン(ソン・イルグクさん演)と恋に落ちるヒロインです。彼女は知識が豊富で交渉力が高く、美しく凛とした性格の持ち主として描かれています。 ハン・ヘジンさんの演技の魅力は、彼女の持つ自然な表現力と、キャラクターの内面を深く掘り下げる能力にあります。『朱蒙』では、ソソノの気丈さと優しさを見事に演じ分け、視聴者に感動を与えました。また、彼女の演技は、チュモンとのロマンスをより一層引き立てる要素となっています。 撮影エピソードについては、ハン・ヘジンさんが『朱蒙』の制作において、彼女の演じるソ…
ソン・イルグクさんが演じた朱蒙は、高句麗を建国した伝説の英雄を描いた歴史ドラマ『朱蒙』の主人公です。彼の役どころは、初めは軟弱で小心者のダメ王子として描かれていますが、物語が進むにつれて、実父のことを知り、ソソノと出会ったことがきっかけで、次第に高句麗を築く英雄に変わっていくキャラクターです。 ソン・イルグクさんの演技の魅力は、数々の時代劇で迫力ある安定した演技を披露してきたことにあります。特に『朱蒙』では、王の姿が非常に似合っており、王としての威厳のある風格もしっかりと漂っていたと評されています。 撮影エピソードとしては、「高句麗と朱蒙は韓国人の誇り」という思いで撮影に臨んだとソン・イルグク…