くらやみガールズトーク (角川文庫)作者:朱野 帰子KADOKAWAAmazon■『現代ホラー小説を知るための100冊』で知った短編集。朱野帰子は『わたし、定時で帰ります』シリーズとか『対岸の家事』などの、ドラマ化もされたお仕事小説で有名な売れっ子小説家だけど、本作は全くタッチが異なる。ひたすら被害妄想的でパラノイア的な女の昏い情念と怨念を追い詰める。それを「被害妄想的」「パラノイア的」と考えてしまうところが、男側の視点というものだけど、でも、小説を読むとちゃんと男でも共感できるから、小説って凄いね。■結婚、出産、育児、家事・・・これらの人生の営みの中で、女はそのたびに心の一部を確実に殺されて…