缶の「内側」にはコーティングがある — 腐食を止め、味を守る見えない最終工程 飲料缶や食品缶の中身がいつでも安定した味で、かつ長期にわたり安全に保存できるのは、金属そのものの強度だけでは説明できません。答えは「缶の内側」にあります。缶の内面には、内容物と金属を隔てるための内面コーティング(内面塗装/ライニング)が設けられています。 🧪 内面コーティングとは何か 缶の内面コーティングは、金属(アルミニウム、スチール〈ブリキ/ティンフリー〉)と内容物(酸・塩・油・アルコール・CO₂など)の間に配置されるごく薄い有機膜です。主な役割は三つ。(1)腐食の抑制、(2)風味・色・炭酸の保持、(3)金属溶出…