『将門記』などを研究している。 神奈川県の高校教員であった。 bk1による目録。 http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110002089080000
2005年4月から、はてなダイアリーおよび人力検索サイトはてな(アンケート)で「村上モトクラシ大調査」が展開された。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅村上春樹文春文庫2015年12月10日 第一刷2015年12月15日 第二刷*単行本 2013年4月 文藝春秋刊Colorless Tsukuru Tazaki and His Year of Pilgrimage 知り合いが、次に読んでみたい本、といって挙げた本。はて?私は読んだことがあるのかどうかすらわからなくなっている。大学生の頃は大好きだった村上春樹だけれど、いつ頃からか、あまり飛びつかなくなった。面白い?と聞かれたので、正直に「読んだかどうかも忘れた・・・」と答えた。で、気になったので、文庫本を買って読んでみた。 読み終わってからも、読んだこと…
今日ゲトったものたち。4つも手に入ってハッピーなため紹介。 ①今日発売の ファミマ色キャンパスノート ②今日発売のファミマとコクヨ共同開発シリーズのマーカーセット ③LIFE A4 横罫ノート ④「風の歌を聴け」村上春樹(英語ver) ①今日発売の ファミマ色キャンパスノート ファミリーマート「コンビニエンスウェア」コクヨ共同開発の新文具ライン、ファミマ色キャンパスノートなど - ファッションプレス この記事昨日見て、絶対欲しいと思ってさっき仕事帰りに買った。なんてかわいいんだ。ファミマの靴下とハンカチもよくお世話になっている。靴下型の消しゴムもめちゃくちゃかわいかったから買おうかと思ったんだ…
『芥川龍之介短篇集』 ジェイ・ルービン編 村上春樹序 新潮社 本書の編者・ジェイ・ルービンは冒頭に書いた「芥川龍之介と世界文学」という概説の中で、「地獄変」について《芥川の作品の中で一編しか後世に残せないとしたら、この作品だろう》と評価しています。私は後期の傑作「歯車」とこちらと、どちらを選ぶかだいぶ迷ってしまうと思います。ルービン自身も同文で《「地獄変」が芥川の初期の傑作ならば、後期の傑作は間違いなく「歯車」だ》と断言しています。小説の書き方のスタイルがまったく異なるので、甲乙つけがたいとも言えます。 mori-jun.net 本記事タイトルに「地獄よりも地獄的な」とつけましたが、これは芥川…
「しかしホシノさん、ナカタはここのところよく夢に見るのです。夢の中ではナカタは字が読めます。何かの加減で字が読めるようになったのであります。ナカタはもうそれほど頭が悪くありません。ナカタは嬉しくて、図書館に参りまして、本をいっぱい読んでいます。... 世の中の人を二種類に分けるとしたら、この世界が完全な真っ暗闇であることを見たことがある人と、見たことがない人のどちらかになるだろう。皆、赤ん坊の頃にはその完璧な暗闇の存在が近くにあるのだけれど、それに触れるほどに距離が縮まる頃には、眠りに落ちてしまっている。真っ暗な時間は、刺すような静寂で、止まっているわけではないのに、あなたをどこにも運ばない。…
☆ジャズピアニストといえばこの人!!ビル・エヴァンス☆ ジャズピアニストと聞いて1番に浮かぶのがビル・エヴァンスという方は多いのではないでしょうか? 『Waltz for Deby』をはじめ多くの名曲を生み出し、50枚以上のアルバムをリリースしたレジェンド中のレジェンドです。 タバコを吸いながら演奏する姿もかっこいいとです。 ちょい前に紹介したセロニアス・モンクが個人的には好きなのですがだいぶクセが強い演奏。 ビル・エヴァンスはとてもスタンダンードで端正な演奏をするという印象です。 いかにもジャズっぽい、って感じでとりあえずビル・エヴァンス流しときゃ間違いないっていうか。 世間一般での「ジャズ…
村上T 僕の愛したTシャツたち (Popeye books) 作者:村上春樹 マガジンハウス Amazon 村上T 僕の愛したTシャツたち (Popeye books) 著者 : 村上春樹 マガジンハウス (2020年6月4日発売) f.2024/3/11p.2020/8/20 from amazon site 村上春樹のつい集まってしまったTシャツが本になりました! 僕が人生においておこなったあらゆる投資の中で、それは間違いなく最良のものだったと言えるだろう。――「まえがき」より。 『ポパイ』連載のエッセイが一冊になりました!ロックT/レコード系/マラソン完走Tシャツ/企業もの/ビール関係/…
ピエール・フォルデス 監督 村上春樹 原作、初のアニメ映画化 『めくらやなぎと眠る女』𝖡𝗅𝗂𝗇𝖽 𝖶𝗂𝗅𝗅𝗈𝗐, 𝖲𝗅𝖾𝖾𝗉𝗂𝗇𝗀 𝖶𝗈𝗆𝖺𝗇日本版ビジュアル解禁 初日は7月26日(金)に決定!ユーロスペースほか全国ロードショー #ピエール・フォルデス 監督#村上春樹 原作、初のアニメ映画化『#めくらやなぎと眠る女』𝖡𝗅𝗂𝗇𝖽 𝖶𝗂𝗅𝗅𝗈𝗐, 𝖲𝗅𝖾𝖾𝗉𝗂𝗇𝗀 𝖶𝗈𝗆𝖺𝗇日本版ビジュアル解禁初日は7月26日(金)に決定!ユーロスペースほか全国ロードショー╰━v━━━━━━━━━━━━━━╯ 🐸 pic.twitter.com/jVdiLb7FeT — ユーロスペース(配給) (@eurospa…
お題「この前読んだ本」 本を読むという行為は地味だ。 時間もかかる。目も痛くなる。 そもそも読まなくても生きていける。 そんな事を思っていた。つい最近まで。 どうも、プロサーファーというニッチな職業を堂々とやらせてもらってます。 かるべたいきです。 私は、22歳から高校に通うようになって 先日2024 04に卒業したばかりなのですが この3年間でよくもまぁ色んな本を読むようになったなぁと。 今までは競技に熱中してて もはや海にしかいない生活でしたけど この3年間は学業に触れて 学業の楽しさや物事を知る事の重要さに氣付く事が出来て 自分の中でも良き3年間だったなぁと自分を肯定し そんな事を思って…
良い作品だった。名家に長く仕えた(現在も仕えてはいるが、雇主が米国人に変わっている)執事(スティーブンス)が、かつて同僚として働いていた女中頭(ケントン)に会うため、休暇をとって英国西部に赴く六日間の自動車での旅を、スティーブンスの回想を交えて綴った作品。ケントンからの手紙を読んで、再び一緒に働く気はないか確認することが、旅の大きな目的であった。この旅は1956年の設定だが、回想の多くはケントンと共に働いていた1930年代(両大戦間の時代)の話だ。特に物語(と言うほどドラマチックなストーリィ展開があるわけではないが)の後半では、両大戦間の英国の置かれた微妙な立場、というか様々な政治的意見を、ス…
夫の友人がアメリカから出張で来ていて、この時期、レストランはどこも混んでいるので、週末に夫の実家で集まることにし、おさんどんとして参加した。 聞けば3回目の来日で、金融系の仕事ということもあり、寿司・刺し身・天ぷらなどはご馳走になっているから、普通の和食が食べたいとのこと。事前にメールで確認し、おでん、豚汁、炊き込みご飯など、至って日常的なものを用意した。 ケンタッキー出身で、テネシーとワシントンDCの大学で学んだ彼は、かなりの親日家で、箸も器用に操り、出したものを全部美味しいと食べてくれた。 何より驚いたのが、時間があった日中に、早稲田大学の国際文学館、通称村上春樹ライブラリーを訪れたのだそ…
誕生日の話。 4月23日は「子ども読書の日」 勤務先でそんなポスターを見かけた。 「だからなのかな」そんな風に感じる。 僕は本が好きだ。 理由はわからないのだけれども。 同じく本好きの母親の影響かもしれない。 (ちなみに妹は漫画は読むが、本は嫌いだ) 幼い頃から絵本を読むのを何度もねだっていたそうだ。戦隊モノ(鳥人戦隊ジェットマン?もはや記憶にはないのだけれども)の本を繰り返し読ませて内容を覚え、母親が助詞などを読み間違えると「違う!」と指摘していたそうな…。 本が好きだから繰り返し読んでいたのか、周りよりも読む力があったから本を好んだのかはわからないが、小学校の頃は図書室の本を制覇する勢いで…
貝沢温子(かいざわ あつこ)です。 「スポーツ新聞部」が新体制になりました。 本宮(もとみや)なつきセンパイが部長で、2年のわたしは事実上の副部長ポジションです。 「事実上」は要らない気もしますけど、ね。 1年生。男子が2人、入部してくれたんですよ。 でも、ルーキー男子2人の詳細は敢えて伏せておきます。 読者の皆さまを焦(じ)らすみたいですけど。 えっ? 「焦らす理由」ですか? んーっ。 いろいろあって、伏せるし、焦らすんですよ。 ハイ。 × × × 今日の放課後は図書館に向かう。なつきセンパイには連絡済みだ。 本日はスポーツ新聞部員ではなく図書委員がわたしの仕事である。 図書館カウンター裏の…
(ポピュラー・カルチャー論講義補遺)「アメリカ」を考える(25)戦後、文学者たちのアメリカ体験 以前(21)にて、アイルランドのダブリンを舞台として青春映画『ザ・コミットメンツ』(1991年)に、「アイルランド人はヨーロッパの黒人だ。ダブリンの住人はアイルランドの黒人だ、俺たちノースエンドの住人はダブリンの黒人だ」といった台詞があったという話をしました。以下は1960年から61年にかけてアメリカ南部に滞在した文学者の文章です。 116p「私を黒人の集会に案内してくれたキビーの家はナッシュヴィルを西南に五十マイルほどはなれたフランクリンという町にあるが、「そこで五人の南軍の将軍が殺された」と彼は…
今日は休暇をとって、病院や美術館へ行っていた。 美術館のほうは「静岡県立美術館」のテオ・ヤンセン展。すばらしい展覧会だった。再入場可能だったので2巡してしまった。 テオ・ヤンセン式二足歩行ロボット 0D ノーブランド品 Amazon 病院は、ずいぶん昔にお世話になったところ。数年の間、薬を飲んでいたため、今でも定期検診的なことをして影響を見ている。一度も悪い数字は出たことがないのだけれど、調べて損をすることもないので案内ハガキが来たら行く。今回もおそらく大丈夫だろう。 ただ、病院というのは妙に疲れるものだ。いくつかの検査室を回るだけでも、あるいは採血をされるだけでも、ぐったりと疲れてしまう。僕…
[本ページはプロモーションが含まれています] 広告・スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ブログの前のみなさ~ん!!! 今回もYANO-T's blogへお越し頂き、 ありがとうございます。 感謝感謝。 (引用:PRtimesサイト: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000229.000036126.html) アマゾンの聴く読書、Audible をご存じでしたでしょうか? プロのナレーターや俳優さんが朗読した本をアプリで聞けるサービスです。 Audibleのインタビュ…
私が発達障害の診断を受けたのは、2019年4月のことだった。仕事を休職してしまい、長年の自分の「謎」を解くために、以前から疑っていた自分の鍵穴に、「発達障害の診断」という秘密の鍵を挿しこんだのだった。 そこから私は発達障害支援センター「かがやき」の光岡裕之さんらにつながり、「かがやき」から京都障害者職業センターの安田泰子さんらにつながった。私は診断を受けてから初めて、発達障害に関する書物を読みはじめた。不思議な体験だった。新しく仕入れる他者に関する知識が、私の困りごとを説明していた。(横道誠『みんな水の中』医学書院、2021) こんばんは。横道誠さんの本を読みはじめてからというもの、そこに書か…
www.wasteofpops.com togetter.com www.itmedia.co.jp 書店がさらに減ってきています。 上記3つの3番目の記事には、こう書かれているのです。 2022年の日本の総書店数は1万1495店舗で、2003年時点では2万880店だった。約20年間でほぼ半減した形だ。 20年前か……思い返してみると、僕がまだ学生だった30年前には、夜に時間を持て余したら郊外のビデオレンタル店や書店、ゲームショップに入り浸っていた記憶があります。 あの頃行っていた店のほとんどは、今はもう存在していないので「書店が半減している!」と言われても、むしろ、「半減くらいで済んでいるの…
もうそろそろ梅雨に入るのでしょうか?? 私の地域では、2日連続雨です。それも、どんよりと重苦しく続くような雨。 思ってみれば、もう2024年に入って4か月がたってしまいました。1/3年です。もうあと2回繰り返したら、また新しい年になります。恐ろしや。 季節が過ぎていくのは、早いようで、遅いようで。 でも、ちゃんと季節は巡ります。私たちも、日々変わらなければなりません。 こんにちは、こんばんは、おはようございます:-< ”そすう”でございます_( _´ω`)_ペショ 今、村上春樹の「海辺のカフカ」を読んでいます。 電車の中で、ちょっとした待合時間で、少しづつ。 「世界で最もタフな15才の少年」…
仕事に必要だったので読みました。 13年前に出たユーミンの対談本です。 才輝礼讃 38のyumiyoriな話 本書は、読売新聞水曜夕刊「Pop Style」にて 2008年8月から2011年8月まで連載された 「yumiyoriな話」を再編集したものです 2008年、リーマンショックの年に連載が始まって、 2011年、東日本大震災の年に連載が終わるという、 日本の節目から節目にかけての連載だったんですね。 当たり前ですけど、対談相手は著名人ばかり。 松井冬子という美人画家さんだけは知りませんでした。 写真を見ると銀座のクラブのママみたい。 www.matsuifuyuko.com 【対談相手】…
悪とは何か。弱さから生じるすべてのものだ。 (ニーチェ) 【大衆の生態】 【弱者の良心】 【罪人の良心】 【同情の害悪性】 【反逆の強者】 【希望】 【自己犠牲と変態】 『参考文献(?)』 【大衆の生態】 「大衆」とは、ひとりでは右顧左眄眼を彷徨わせて命乞いすることしかできない「貧弱な小人物」だが、寄り集まると大義名分という暴力的動機を手にし、一般的な価値基準から逸脱する存在を踏み躙り、高々と吊るし上げ、首を晒して血祭りに上げ、共同体から葬り去ろうとする「巨悪な集産体」だ。 彼らは、自分の"身の保全"を至上価値に掲げ、危険を感じる人物を察知するや否や、その「不純物」を鉦や太鼓で放逐しようと躍起…
Web媒体に連載中、夢中になって次回を待ちながら読んだのですが、まとまった感想を書くのは難しく、単行本を待って再読しました。 「月の満ち欠け」でとうとう直木賞をとったわけですが、今まで愛読してきた佐藤正午となんとなく”手触り”?が違うようでちょっと戸惑いました。そして続くこの本。こちらも、超現実的なものが全体を覆っていて、少し戸惑いはしたんだけど、読んでいる私の気持ちはたとえば「身の上話」や「鳩の撃退法」を読んでいたときの気持ちに近い、トイレに行く間も惜しんで次へ、次へ、と急ぐ、あの感じがありました。 改めて思い返してみると、昔から彼の作品には、すごく隠れた形で超常的なものが流れていたのかもし…
2024年2月某日 ようやく加入した話 子どもたちは無事登校。そして僕は、行ってきました。ついに。つみたてNISAとiDeCoの加入手続きに。 銀行の窓口で、スマホのアプリを操作しながら加入するんだけど、なかなかうまくいかなくて焦った。スマホのブラウザが「画面履歴を随時自動的に消去するモード」になっていて、「メールで送られてきた認証キーを確認すると、1つ前の画面に戻れない」という状況に陥ってしまったのだ。1ヵ月前に新しいスマホにしていて、自分では気づいていなかった。そんなモードがあることすら知らないから、そのモードの解除方法も分からなくて。危ないところだった。スマホの使い方が分からなくて困る自…
とうとう4月になってしまう。収入も少なくなる反面出費も多くなるこの季節に、あいも変わらず古本を買っている。もちろん、その分生活はキツくなる。チビチビと古本を処分しているが、なかなか追いつくものではない。古書展もここのところ行く回数が減っているのだが、そうしたことが却って古書展以外での購入を促進してしまっているようなところがある。ここのところ購入した古書、まずはネットから。 川端康成「古都」(新潮社)昭和37年6月25日初版函帯付1601円 山田俊治「〈書くこと〉の一九世紀明治」(岩波書店)9000円 「古都」は前に買った重版は売却。こちらは初版。別に川端に興味が特段あるというのではなく、装幀に…