"オクラレルカ"は、沖縄県では重要な水生花卉である。大宜味村で栽培されるのが有名であるが、うるま市や恩納村でも育てられているようだ。沖縄産とみられるものは生花として全国に出荷されている。 流通はおもに葉が全国に出荷されるほか、主に沖縄島内向けに(だと思うが)蕾が出荷されて、翌日開くものがある。 大宜味村のホームページによれば有名なターブクでのオクラレルカ栽培はイグサ栽培地を転作したものだというが、もとの「イグサ」が沖縄在来品種、シチトウイ、九州系のビーグのどれであったかははっきりしない。沿海湿地であることから一時はシチトウが栽培されたのではないかと期待して探してみたが、発見することはできなかっ…