●「西インド諸島」という呼称については、ほとんどの「世界史探究」教科書が、「自分たちはインディアスに到達した」というコロンブスの誤解から生まれた語と説明しています。 ●一方、「東インド」については、ほとんどの教科書に説明がありません。イギリス(イングランド)やオランダの東インド会社の記述においても、説明なしで済ましています。 ◆この点に気づいた実教出版の『世界史探究』は、コラムで次のように述べています。 「もともとヨーロッパでは、おおむね南アジアより東のアジアを漠然とインド(スペイン語でインディアス)とよんでいた。コロンブスの到達したのがインドでないとわかったあとも、アメリカを西インド、カリブ…