1600年代初頭に、東洋貿易*1と植民活動を目的として、イギリス、オランダ、フランス(年代順)で設立された。世界最初の株式会社。
貿易上の独占権のほかにも、対象地域での行政権や徴税権や軍事権を持っていたので、「会社」という言葉から連想されるイメージとはかなり異なる。
強引に「東インド」を「現代日本」に置き換えて説明すると、超大手の総合商社に、国土交通省と国税庁と防衛庁(自衛隊)と日本たばこ産業がくっついて、本州全域と九州の半分を支配下においていて、その株式をすべて外国政府が保有している、というところだろうか。
*1:東インドとは、西インド=アメリカ大陸の対義語であって、「インド亜大陸の東」ではない