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東上線

(地理)
とうじょうせん

東武鉄道鉄道路線池袋寄居間 75.0km。
越生線を含む東上線グループの本線という意味の「東上本線」が正式名称だが、一般には「東武東上線」、または単に「東上線」と呼ばれている。
名前の由来は東京上京線、「東京」と「上野国」(群馬県)の頭文字を取ったもの。これは、当初の計画では終点が群馬県渋川に想定されていたことによる。又、もう1つ説があり「東京」と「上越」(新潟県)の頭文字を取ったものとも言われている。しかし、今の八高線の建設により工事がストップしたことから終点が寄居になったといわれる。

概要

埼玉県西部と池袋を結ぶ郊外路線。スカイツリーライン系統の東武路線とは線路がつながっておらず(車両の回送をする場合は秩父鉄道を介する)、営業上も東上業務部の管轄で、独立色が強い。駅売店で売られている東武の時刻表についてもスカイツリーライン系統と東上線系統の2種類に分かれており、東上線内の売店では後者の時刻表のみ発売されている。

沿革

1911年11月 東武鉄道の子会社として東上鉄道設立。
1914年5月、東上鉄道池袋−田面沢(現在の川越市-霞ケ関間に位置)間33.5km開業。
1916年2月、東上鉄道川越町(現・川越市)−田面沢の旅客営業廃止。
1916年10月、東上鉄道川越町−坂戸町(現・坂戸)間9.2km開業。
1920年7月、東武鉄道と東上鉄道との合併を登記、東武東上本線となる。
1923年10月、坂戸町−武州松山(現・東松山)間9.3km開通。
1923年11月、武州松山−小川町間14.1km開通。
1925年7月、小川町−寄居駅10.8km開通し、現在の東上本線が全通。
1929年10月、池袋−川越市間31.4km電化。
1929年12月、川越市−寄居間43.4km電化(東上本線全線電化完了)。
1935年3月、池袋−上板橋間複線化(以後現在までに池袋駅−嵐山(信)間を複線化)。
1976年11月、10両編成列車の運転開始。
1986年10月、東上本線の貨物営業廃止。
1987年8月、和光市−志木5.3km複々線化。営団(現東京メトロ)有楽町線相互直通運転開始(川越市−新富町間/現在は森林公園〜新木場間)。
2008年6月、東京メトロ副都心線相互直通運開始(森林公園−渋谷間/現在は東急東横線との相互直通運転により森林公園〜元町・中華街間)。座席定員制列車「TJライナー」運転開始。
2014年5月、開業100周年を迎える。

駅番号 駅名 よみ
“えき”は略
接続路線
TJ-01 池袋駅 いけぶくろ JR山手線埼京線湘南新宿ライン
西武池袋線
東京メトロ丸ノ内線有楽町線副都心線
TJ-02 北池袋駅 きたいけぶくろ -
TJ-03 下板橋駅 しもいたばし -
TJ-04 大山駅 おおやま -
TJ-05 中板橋駅 なかいたばし -
TJ-06 ときわ台駅 ときわだい -
TJ-07 上板橋駅 かみいたばし -
TJ-08 東武練馬駅 とうぶねりま -
TJ-09 下赤塚駅 しもあかつか -
TJ-10 成増駅 なります -
TJ-11 和光市駅 わこうし 東京メトロ有楽町線副都心線(相互直通運転)
TJ-12 朝霞駅 あさか -
TJ-13 朝霞台駅 あさかだい JR武蔵野線(北朝霞駅)
TJ-14 志木駅 しき -
TJ-15 柳瀬川駅 やなせがわ -
TJ-16 みずほ台駅 みずほだい -
TJ-17 鶴瀬駅 つるせ -
TJ-18 ふじみ野駅 ふじみの -
TJ-19 上福岡駅 かみふくおか -
TJ-20 新河岸駅 しんがし -
TJ-21 川越駅 かわごえ JR川越線
TJ-22 川越市駅 かわごえし -
TJ-23 霞ヶ関駅 かすみがせき -
TJ-24 鶴ヶ島駅 つるがしま -
TJ-25 若葉駅 わかば -
TJ-26 坂戸駅 さかど 越生線
TJ-27 北坂戸駅 きたさかど -
TJ-28 高坂駅 たかさか -
TJ-29 東松山駅 ひがしまつやま -
TJ-30 森林公園駅 しんりんこうえん -
TJ-31 つきのわ駅 つきのわ -
TJ-32 武蔵嵐山駅 むさしらんざん -
TJ-33 小川町駅 おがわまち JR八高線
TJ-34 東武竹沢駅 とうぶたけざわ -
TJ-35 男衾駅 おぶすま -
TJ-36 鉢形駅 はちがた -
TJ-37 玉淀駅 たまよど -
TJ-38 寄居駅 よりい JR八高線秩父鉄道

運行系統

池袋〜小川町間と小川町〜寄居間で運行系統が分かれており、池袋〜小川町間は志木発着の副都心線直通列車の一部が8両編成でそれ以外はすべて10両編成なのに対し、小川町〜寄居間は4両編成(ワンマン運転)となっている。
快速急行は朝に池袋発(土休日のみ)、夕方に池袋行き(平日・土休日とも)が運行され、平日の夕ラッシュ〜夜間と土休日夕方は池袋→小川町に別料金のかかる「TJライナー」も運行される。
なお、東京メトロ直通列車は全列車とも東上線内普通列車となる(副都心線・東横線直通列車は副都心線・東横線内で優等列車となる列車がある)。

列車種別

2013年3月現在

TJライナー

平日夕ラッシュ〜夜間と土休日夕方に運転。池袋発小川町着のみ設定。50090系固定運用。
停車駅:池袋、ふじみ野、川越、川越市、坂戸、東松山、森林公園、つきのわ、武蔵嵐山、小川町

快速急行

朝は上下線、夕方は池袋行きが設定されている。夕方の便は一部を除きTJライナー送り込みを兼ねるため50090系固定運用。
停車駅:池袋、和光市、志木、川越、川越市、坂戸、東松山、森林公園、つきのわ、武蔵嵐山、小川町

快速

主に日中に30分間隔で運行。
停車駅:池袋、成増、和光市、朝霞台、志木、ふじみ野、川越、川越市、若葉、坂戸、東松山、森林公園、つきのわ、武蔵嵐山、小川町

急行

終日運行。日中は池袋〜森林公園・小川町間で、あわせて15分間隔で設定されている。
停車駅:池袋、成増、和光市、朝霞台、志木、ふじみ野、川越、川越市~小川町間各駅

通勤急行

平日朝ラッシュの池袋行きのみ運転。
停車駅:小川町~志木間各駅、和光市、成増、池袋

準急

終日設定。日中は池袋~川越市間に設定され、およそ30分間隔。
停車駅:池袋、成増〜小川町間各駅

普通

主に池袋~成増・川越市間と新木場/元町・中華街~川越市間に設定されている。

使用車両

地上専用車両

東武8000系、東武10000系、東武30000系、東武50000系、東武50090系

地下鉄直通対応車

東武9000系、東武9050系、東武50070系

他社線からの乗り入れ車両

東京メトロ7000系、東京メトロ10000系、東急5050系4000番台


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