財団法人東京オペラシティ文化財団が運営管理する美術館。1999年開館。年約4回ペースで主に現代美術の企画展を開催。寺田小太郎氏の寄贈作品を中心とした東京オペラシティコレクションも収蔵、公開している。収蔵作品は難波田龍起、難波田史男、相笠昌義、李禹煥の絵画、版画など。 また、若手作家を紹介する展覧会シリーズ「project N」を企画展と同時に開催している。
1日め ここ数日、冷房をかけて寝るかかけないで寝るか、せめぎ合っている。ゆうべは冷房無しで寝ることができた。
「今井俊介 スカートと風景」を東京オペラシティアートギャラリーで鑑賞。 最近はハイラルでの作業が忙しく、一か月以上アートに触れてなかったので、よい気分転換になりました。
東京オペラシティアートギャラリーにて「今井俊介:スカートと風景」の展示を観る。会場内に設置されているディスプレイのインタビュー映像で、作家本人は絵画とデザインの境界の曖昧さについて語っている。ある時にふと何気なく目にした知人の揺れるスカートの模様にインスピレーションを受けたという今井は、ストライプの模様とカラフルな色彩を組み合わせた同一イメージあるいは同一モチーフを画面(平面)空間の中でヴァリエーション的に展開している。ろう者の僕が音楽用語を使うことの倒錯はひとまず横に置いとくとして、「終わりなき変奏」の修辞的表現を口にしたくなるような印象が観賞の始終、僕の視覚を支配していた。今井の作品は、ア…
運よくチケットが当選したので、加藤さんの舞台エドモンを観に行ってきた!席がとんでもなく良い場所だったので、チケットが届いたときからドキドキしていたのだけれど、舞台が近いことに何故かこちらが激緊張してしまい(笑)、序盤は中々ストーリーが頭に入ってこなかった。でも徐々に慣れてきて、くるくる変わる場面展開とセリフの応酬、役者さんの熱気に次第に引き込まれていった。加藤さんのセリフ量もすごかったけれど、舞台でシラノを演じることになる役者コクラン役の大谷さんのセリフ量も結構凄かった。あと、事前に映画『シラノ・ド・ベルジュラック』を観たので、「あぁ、あのセリフはここから!」と答え合わせをしてるような不思議な…
気がつくと11月。 毎年思うのは、あっという間に時間が過ぎると いうこと。 あと2か月で今年も終わる。早すぎです…。 先日3年ぶりに友人と会いました。 遠方に住んでいるので、毎年1回くらいしか 会っていなかったのですが、なんと今回は3年も 会っていませんでした。 ようやく旅行もしようかな、という状況に なったんだなとしみじみ思っています。 東京で開催中の展覧会をたくさん観たい!と いろいろ計画を立てていた友人と 初台にあるオペラシティアートギャラリーに行ってきました。 初台で友人を待っているとき、なにやら変な声が。 周りを見渡しても歌っている人はいない。でも、声が 聞こえる。 見上げると…、い…
東京オペラシティアートギャラリーで、ミケル・バルセロ展を観てきた記録。 www.operacity.jp 東京で見るべきものはとても多いので、捕捉できないものがほとんど。 ただ、この展示は、オペラ研究をしている方が熱を込めておすすめされていたので、気になった。 84679040.at.webry.info バルセロが育ったのがスペインのマジョルカ島ということで、海、波、土、魚、植物、天気など、荒々しく容赦ない自然の力を身体いっぱいに感じる。 印象に残ったのは、子どもの頃の遊びの感覚。 自然の条件が偶然が生んだ凸凹を、「まるで〇〇のように見える」と発想して、楽しんで遊んで作っているような作品が多…
2022年最初のアート鑑賞は、東京オペラシティアートギャラリーのミケル・バルセロ展です。 ミケル・バルセロって人のことを全然知らんかったのですが、私の大好きなオペラシティアートギャラリーがやる展覧会なら、そりゃ間違いなかろうってことで行きました。
東京オペラシティアートギャラリーで「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」を鑑賞しました。 コロナ禍で来日できないライアン・ガンダーが、オペラシティの収蔵品をイギリスからリモートでキュレーションした、まさに今そのときの展覧会です。 ここにライアン・ガンダーの作品はなく、ライアン・ガンダーの意思を感じ取るだけ。 参加型の愉快な仕掛けも施されていて、芸術の楽しみ方を拡張するアート鑑賞が体験できました。 この美術館、ふつうは受付のすぐ先にある展示スペースから始まるけど、今回は上のフロアから開始。
「タイム・オブ・マイ・ライフ 永遠の少年たち」。2004.2.21~5.9。東京オペラシティアートギャラリー。 2004年5月2日。 若い友人二人と待ち合わせ。 2人と一緒に行くのは、2年ぶりくらい。 その間、彼女達にはいろいろあったのだろうが、こちらはあまり変化がない。自分で情けない。 展覧会は、難波田史男から、始まる。 時々、シャガールとか、そういうものの露骨な影響みたいな絵もあるけれど、全体的には淡さと強さが妙にミックスしていて、何だかよくて、もう40年くらい前の作品でも古くなかった。それは妻も言ってて、二人の友人にも好評だった。その作品には、クサい言い方だけど、若さがあるのかもしれない…
「わたしの家はあなたの家、あなたの家はわたしの家」。2001.7.1~9.16。東京オペラシティアートギャラリー。 2001年。9月9日。 初めて、親戚と一緒に5人で出かけた。 この日は、台風が近付いていて直前まで、行くのをお互いに迷っているような状況だった。 開館1周年記念で、この日は、半額だった。 最初の部屋の展示物がいきなりよく分からない。 ハウステンボスの為の提案。スクワットを続けるロッテルダムのアーティスト集団などと言っても、ピンと来ない。他のメンバーが飽きないように、と少し説明をしたり、理屈が分からないとつまんなかったりもするから、などと言い訳じみたことを、どうして自分が、と戸惑い…
東京オペラシティアートギャラリーで催し中の『宇野亜喜良展』に行ってきた。平日の昼過ぎだからか人もそこそこでとても見やすく、かなりゆっくりとひとつひとつの作品を見てまわった。 イラストデザインに限らず舞台美術も手掛けたり、展示では立体作品もあったりと仕事が幅広いことに驚いた。何より宇野亜喜良、御年90歳。ちょっと信じられない。長い年月の中で作り出された作品がずらっと並ぶとそれはもう迫力があったし、モダンで耽美でエロティックでカワイイ、繊細な手仕事を見ることができて嬉しかった。 ここ何ヶ月も上手く本を読むことができなくて苦しかったけれど、ついこの間久しぶりに1冊読み終えて脱却することができた。学生…
高松市美術館の閉館の音楽の調整をして後、不知火美術館で設営中のレインボー岡山(岡山直之)さんを訪ねる。明日から始まる展覧会『マナベマブ・ツナグ』展の準備をされている。岡山さんは、2001年に東京オペラシティアートギャラリーでの『出会い』展で、島袋道浩くんと《タコとタヌキ 島袋野村芸術研究基金》を開催した際に、基金の企画としてお招きして、トークなどしていただいた。泥団子を転がして子どもたちと描く抽象絵画、子どもたちと田植えをする、商店街の店舗にインタビューしてその内容を各店舗の前に展示する、など岡山さんの美術には、コミュニケーションが根底にある。久しぶりに岡山さんと話し込み、展示も見せてもらう。…
ついでに寄ってみたお店が、メインで行った展覧会とたまたま「時間」というテーマで繋がった日。こういうこと、たまに起こる。 ガラスの器と静物画 LOST & FOUND ガラスの器と静物画 なんでも時短が優遇され、本でさえも「00分で分かるナントカ」。というタイトルが並んだりするこのご時世、贅沢な時間の濃度を感じられた展示でした。描いてみたいガラスの器のリクエストの面白さ、それに答える作家さん。それを描く画家。それに答える写真家。時間の厚みを感じました。 ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家|東京オペラシティ アートギャラリー LOST & FOUND 以前から行こうと思っていた…
「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」 東京オペラシティアートギャラリー
祝日。しかし雨で寒い。雪もちょっと降るなど。とはいえ流石にずっと家にいるのはあれなので美術館巡り。新宿へ。 SOMPO美術館。FACE展2024。募形式の展覧会。2年連続。ここでしか見れない、みたいな作品がちょいちょいあって楽しい。今年は抽象画が多い印象だったのだが、流行りなのかなあ。今回は猪上亜美氏の「古の声」が大変良かった。また見れる機会があると良いなあ。初台へ移動。 東京オペラシティ アートギャラリー。「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」。ガラス作家の山野氏が画家に声をかけ、テーマとなる言葉をもらい、その言葉に応答して山野がガラスを作成。そのガラスを画家が静物画に描…
展覧会『ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家』を鑑賞しての備忘録東京オペラシティ アートギャラリーにて、2024年1月17日3月24日。 ガラス作家の山野アンダーソン陽子が、アンナ・ビヤルゲル、アンナ・カムネー、イルヴァ・カールグレン、イェンス・フェンゲ、カール・ハムウド、CM・ルンドベリ、ニクラス・ホルムグレン、マリーア・ノルディン、レベッカ・トレンス、石田淳一、伊庭靖子、小笠原美環、木村彩子、クサナギシンペイ、小林且典、田幡浩一、八重樫ゆいに描きたいガラス器について言葉にしてもらい、その言葉に基づいたガラス器を制作した。続いて、完成したガラス器を画家たちが描いた。さらに、…
○「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」(東京都美術館) (会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)) ○「第72回 東京藝術大学 卒業・修了作品展」 (東京都美術館/東京藝術大学大学美術館 他) (会期:2024年1月28日(日)~2月2日(金)) ○「建立900年 特別展「中尊寺金色堂」」(東京国立博物館 本館 特別5室) (会期:2024年1月23日(火)~4月14日(日)) ○「藝大アートプラザ・アートアワード受賞者展」(藝大アートプラザ) (会期:2024年1月27日(土)〜3月17日(日)) ○「JPAL 挿絵美術展 日本出版美術家連盟75年の軌跡」(O美術館)…
憧れの家具のひとつであった、〈Montana パントンワイヤー シェルフ〉を買いました。 シングルサイズ、色はクローム、トップパネルは無しです。 楽天で正規品をポチりました。 Montana モンタナ Panton Wire 6161T パントンワイヤー シェルフ シングルposted with カエレバ楽天市場Yahooショッピング 純正のトップパネル(天板)もあるので、合わせて購入してもいいかも。 モンタナ Montana パントン ワイヤー Panton Wire 専用トップパネル シングル VPWT1posted with カエレバ楽天市場Yahooショッピング スペック 開封します …
【総評】 「以前にも観たことある演出だし...」と思ってオペラをパスした覚えが多かったものの数としては例年同様にあちこち出かけている。オペラやオーケストラや室内楽だけでなく、2.5次元演劇やお笑い、ミュージカル、ストレートプレイ、ジャニーズやケチャなども観られたのがよかった。 いわゆるクラシック音楽のジャンルでいうと、プッチーニ作品が上演される際は意識して劇場に足を運んでいた(5月に「ラ・ボエーム」を、8月に「トスカ」を所属のアマチュアオーケストラで演奏する、という事情があった。12月には「蝶々夫人」も演奏した)。藤原歌劇団「トスカ」は、タイトルロールを演じる小林厚子さんによる隙のない演技と歌…
よろコンです 今年もよろしくお願いいたします 能登半島の大地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 昨日は春の七草、今日は成人の日ということで、いよいよ今年も本格始動 今週のお題「2024年にやりたいこと」 年の初め、このブログで一年の予定を考えたいと思います(^^;) 今年も見に行きたい展覧会が目白押し。自分のためにこのブログで少し整理させていただきます。少しばかりお付き合いのほどよろしくお願いいたします。 なお、すでに開催中の展覧会で見て来たものは最後に少しご紹介させていただきます。 ということで、今回も自分のための展覧会メモ。一貫性はありません。ただただ「今、気になるものをとに…
2024年がやってきたうえに、もう2日が過ぎようとしている……。 観た映画まとめは、2018年から年末年始に行っていました。 note.com note.com note.com zerokkuma.hatenablog.com 今年で6年目……と書きそうになりましたが、2022年は留学からの帰国→転職で、バタバタしすぎていて漏れていた!(涙) 留学中にもかなりいろいろ観たので、どこかでリカバリーしたいところです。 と反省しつつ、とりあえず今日は2023年をまとめました。 今年は…映画(劇場鑑賞+試写のみ、配信は除く)は、35本でした。 1月 ピンク・クラウド(イウリ・ジェルバーゼ/試写) 窓…
2023年に行った美術展は33、ライブ16(内配信8)、舞台3、映画7でした。 ・上期:美術展15/ライブ6(+配信等7)/舞台0/映画1 ・下期:美術展18/ライブ2(+配信等1)/舞台3/映画6 以下、感想ツイをベースに時系列でまとめています。 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 野口里佳 不思議な力(東京都写真美術館) ・展示空間の作り、写真の色味、写真から感じる眼差しなどひとつひとつが明るく力に満ちているよう 知っていても形が分からなかったものを初めて目にした感覚が何度もあった 作品の中では「父のアルバム」「夜の星へ」が印象に残る ・たと…
2023年は30ぐらいのアートな展覧会を鑑賞、ベスト10を選びました。
雑誌の星座コーナーのイラスト 山羊座 (森本美由紀展より) 今年行った展覧会を振り返ってみる。とりあえず羅列。 1月 京都・智積院の名宝 サントリー美術館 クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門” 21_21 DESIGN SIGHT ヴァロットン 黒と白 三菱一号館美術館 ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 国立西洋美術館 面構 たちむかう絵画 片岡球子展 そごう美術館 大竹伸朗展 東京国立近代美術館 マリー・クワント展 Bunkamura ザ・ミュージアム 2月 ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台 東京都現代美術館 田村セツコ展 弥生美術館 王羲…
東京オペラシティアートギャラリーの《石川真生 私に何ができるか》を観る。沖縄出身の石川真生が複雑な歴史や文化を抱え込んだ現代の沖縄を精力的に撮り続けた一連の活動がコンパクトに紹介されている。本展のメインは石川が2014年から取り組んでいる〈大琉球写真絵巻〉である為か、過去の写真はテーマごとに、多くはない何点かがセレクトされている感じだったが、石川の写真は初見である僕にとってはどれも興味深い作品鑑賞となった。最初に展示されている〈赤花 アカバナー 沖縄の女〉の写真作品は、一瞬だがナン・ゴールデンやラリー・クラークを彷彿とさせる若者たちのアンニュイかつ享楽的な交友関係の様相が写っているのだが(その…