教育効果と学生の制作意欲の向上を目的として始められた東京五美術大学連合卒業・修了制作展を開催している美術系学部を持つ5つの大学のこと。多摩美術大学、女子美術大学、東京造形大学、日本大学、武蔵野美術大学の5つの私立大学が参加している。日本大学は芸術学部以外の学部がある総合大学だがそれ以外はいわゆる美術大学である。
もう47回目との案内。 五つの大学は「女子美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学・多摩美術大学」。 展示室は【1A~D・2A~D】と屋外。 有料で開催されている”マティス 自由なフォルム”が隅に追いやられるほどの勢い。 会場内はかなりの入りで、知己は勿論高校生の集団鑑賞も。 スマホやカメラを向ける人も更に多くなっている。 そういったことの反映だろうか。ひと昔前よりも、「映え」や「カワイイ」を意識した作品が、特に立体やインスタレーション、平面でもイラスト系では増えている印象。 中にはモチーフがまるっかぶりのものもあり、ちょっと拍子抜けをしてしまう。 こうした傾向は今後も続くのだ…
会期2月26日(土)~3月5日(土)の一週間なので(月曜は休館日)、自分が訪問したのが最終日。 それもあってか、場内は多くの、特に若い人で賑わっていた。 コロナの影響もあり、ここ数年は行けたり、行けなかったり。 「卒展」のハナを切る「藝大」のそれに至っては事前予約が取れずに行けず仕舞い。 早く、通常の状態に戻って欲しいものだと切に願う。 それはさておき標題展。 何時も思うのは、独創性ありまくりのもの、インパクトがあるもの、キャッチーなもの、映えるもの、の違い。 あとあと、思い起せるのはやはり前二つの何れかを持つ或いは兼ね備える作品。 で、今回で言えば「多摩美」の『岡本莉奈』による〔平等の標本〕…
通称「五美大展」 この時期、東京では美術大学の卒業制作展が毎年開催される。いつかは忘れたけど、10年以上前に初めて行ったとき、その自由さに衝撃を受け、以来毎年通うようにしている。 手抜きではないかと議論になった今年のポスター。でもこれもアートなんじゃない。わざとこういうのを描くのって難しいと思うけど。 今年も各学校から力作が沢山揃っていました。 今年の個人的学校賞は東京造形大学。 まず目に飛び込んできた際どい作品。 狂ってるぜ! 細かいところまで綺麗に描写された作品。 プロレスしながらアートをしたらこうなりました。 ペット愛と飼い主のエゴを表現したのかな? こちらは性的表現が強い作品。真面目な…
昨年も訪問した五美大展、今年も行ってきました。 昨年の記事↓ amsl.hatenadiary.com 入場無料で、個性爆発の色々な作品を沢山見られるのが美大卒展の楽しいところ。今回は2時間半くらいで回れました。最終日に滑り込みで見に行ったので、目録は在庫切れてました。 印象に残った作品を紹介します。 女子美術大学 洋画専攻/版画 孫 暁鈺《存在している》デジタルプリント 90×60cm 作品が2つありました。見る角度によって木が成長したり人が移動したり…。 レンチキュラー印刷を使った作品。見る角度によって絵が変わるので感心しながら絵の前をうろうろしていました。昔お菓子におまけでついてるカード…
項目ごとにザッと。 五美大展こと「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」に行ってきた。 行ったのは3月2日であり2月の内容ではないけれど、タイミングとしてキリが良いのでここに書く。 作品の横に置いてある説明書き、ステートメントが無い…。そういうものなのか。書いている方もいるけれど少数。五美大展は初めてだったので勝手が分からなかったが、全ての卒業制作が置いてあるわけでは無く、ファインアート系のみ(デザイン系は無し)とのこと。それでも国立新美術館の1〜3階フロアの3分の2近くを使用しており、歩いた距離は4kmだった。芸大の卒展は8kmだったけれど、あれは敷地内の全校舎に足を運ぶ必要があったので、1箇…
2023年度 第47回 東京五美術大学 連合卒業・修了制作展 東京五美術大学は、女子美術大学、東京造形大学、日本大学芸術学部、武蔵野美術大学、多摩美術大学。 会場は国立新美術館。 展示室1A , 1B , 1C , 1D , 2A , 2B , 2C , 2D、野外展示場A , B , C。 展示室1A 東京造形大学、1B 日本大学芸術学部、多摩美術大学 岡村海王、stuffed animal 清水美里、ねむる子たちは霞むようにかがやく 神山実里、光の様子 林美桜、女性 国本広海、散る咲くら 村尾可南子、PersoNal。ボタンを押すと感謝される。 上田あかり、プー子。大きな可愛いぬいぐるみが…
「東京五美術大学連合卒業・修了制作展(以下、五美大展)」「中平卓馬 火-氾濫」「キース・ヘリング展」を見てきた。キース・ヘリング展は会期が修了間際というので、それが主目的*1。 五美大展 武蔵美、多摩美、日芸、東京造形、女子美の五美大の展示。何年か前に見に行ってて、その時は展示物の多さに圧倒されたんだけど、たしか直近にあった展示の影響受けてるなーとかやたらガーリィだなあとか、そんなこと思いながら見てたんだった。 で、今回。そういうわかりやすいモチーフにしたものとかはなかったけど、そのぶん、スペースのなさから来る見せ方の問題にがっつり挑戦してる感じがして、武蔵美エリアで複数の作品が入り混じって飾…
国立新美術館で開催中の五美大展へ行ってきた。夫と娘は毎年二人で観に行っているが(たぶん今年で四回目)、私が付いて行くのは初めて。たいていこの時期は体調を崩していて、一人で留守番していた。 五美大展は入場無料 東京五美術大学連合卒業・修了制作展 教育効果と学生の制作意欲の向上を目的として始められた、東京五美術大学(多摩美術大学・女子美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・武蔵野美術大学)の美術系学科による卒業・修了制作展。 参考:卒業制作展・五美大展 | 武蔵野美術大学 (musabi.ac.jp) まずは、行ってみてよかった。作品の点数が多く、表現が多彩で見応えがあった。一つ一つの作品はもち…
○「企画展 魅惑の朝鮮陶磁/特別企画 謎解き奥高麗茶碗」(根津美術館) (会期:2024年2月10 日(土)~3月26日(火)) ○「マティス 自由なフォルム」 (会期:2024年2月14日(水)~5月27日(月)) ○「2023年度第47回 東京五美術大学 連合卒業・修了制作展」 (会期:2024年2月23日(金・祝)~3月3日(日)) (国立新美術館) ○「FACES and HEADS 2024」(みうらじろうギャラリー) ○「木村智博個展「ゆめみる」」(みうらじろうギャラリー@5) (会期:2024年2月17日(土)~3月3日(日)) ○「石井郁巳個展【エナジーⅡ】」(みうらじろうギャ…
ブリジス㌧美術館 マリーローランサン -03/03 モネ 都美術館 -4/7 週末から。混みそう。 マティス 2/14-5/27 第22回 NAU21世紀美術連立展 2024年2月 7日(水) ~ 2024年2月18日(日) 2023年度第47回 東京五美術大学 連合卒業・修了制作展 2024年2月23日(金・祝) ~ 2024年3月 3日(日) これは大正義。 東京都写真美術館 恵比寿映像祭2024 月へ行く30の方法 2024年02月02日~2024年02月18日 近代美術館 中平卓馬 火―氾濫 2024.2.6–4.7 梅田哲也展 wait this is my favorite par…
大規模な回顧展としては約20年ぶりの「マティス展」の鑑賞を目的に、東京都美術館へ勇気をもって行ったのだが(混雑が苦手なので)、東京都美術館に入館するのも約20年ぶりどころが、それ以上ぶりのような気がする。当時何の展覧会を観たんだっけ?と必死に思い出そうとしたが、観賞する立場ではなく、展示する立場だったことをすっかり忘れていた。東京五美術大学連合卒業・修了制作展、いわゆる五美大展に出品・展示したのであった。現在は六本木にある国立新美術館で開催されているが、僕が学生だった頃は東京都美術館で毎年開催されていた。五美大といっても私立美大のみで、芸大は含まれていない。芸大オンリーの落第者が集まっていた僕…