東京国立博物館では3月12日から4月7日まで、「博物館でお花見を」をテーマに桜にまつわる作品をたくさん展示しています。まだ花は咲いていませんが、展示室の中でお花見に行ってきました。 お花見の前に、3月3日は桃の節句、本館14室では毎年恒例の特集「おひなさまと日本の人形」が展示されていますので、ちょっとのぞいてきました。そこでびっくり、今やひときわときめく人、大谷翔平のボブルヘッド人形によく似たお顔の人形がありました。 『嵯峨人形 首振り』江戸時代・17世紀 木彫、彩色 これは、江戸中期から幕末まで京都嵯峨のあたりで作られた「嵯峨人形」と言って、木彫に金泥極彩色をほどこした美しい人形です。京都の…