“命”に関する打合せで中野坂上にある東京工芸大学を訪れた。 少し早めにキャンパスに入り,ホームページに学外からの利用もできると書かれていた学食で定食をいただき,指定された校舎に向かうととても気になる人物の名前が視界に飛び込んできた。 “阿波根昌鴻” えっ!なんでここに? 知らなかったのだが,東京工芸大学は以前東京写真大学という名称で,いわゆる写真工学とか印刷工学とか言われる学問の中心的な学府だったとのこと。その流れで今でもキャンパス内には写大ギャラリーと呼ばれる展示スペースがあるということらしい。 さて,阿波根昌鴻さんと言えば,“沖縄のガンジー”と呼ばれ,戦後の沖縄で次々と米軍に接収されていく…