デニ1300形は、元は小田原急行鉄道開業時に登場した151形電車などです。 151形は手荷物室つき3扉ロングシート車で、1927年の開業時登場した他の形式同様の16m級半鋼製車でした。 その後改造や形式変更などを経て、東京急行電鉄から新生・小田急電鉄が分離した直後の1950年にデハ1300に改番されました。 1959年から1960年にかけて更新修繕が行われ、客用扉は1,500mm の大型両開きの2扉となり、側面窓も下降窓開口部の大きいアルミサッシ2段上昇式に変更、通風機もガーランド式から押し込み式に変更されるなど、印象が大きく変わるものとなりましたが、デハ1301・1302・1303の3両は両…