「想い」のコーナーは随分と久しぶりですが、今回は令和6(2024)年11月23日に聴きに行きました、藝大プロジェクト第2回「日本が見た西洋音楽」を聴いて感じたことをつづってみたいと思います。具体的には、クラウス・プリングスハイムの功績です。 クラウス・プリングスハイムは東京音楽学校にて教鞭をとったドイツの作曲家です。マーラーの弟子としても知られており、ユダヤ人だったこともあったのか、最後は日本で亡くなった人でもあります。 ja.wikipedia.org 戦前においては当時の日本政府の要請に沿った楽曲を作ってもいましたが、戦後は特に政治色がある作品を作ることはせず、音楽の現場に立ち続けた人でも…