先日ポンペイ展に行ってきた。いろいろと落ち着いたのでたまにはレポートを書こうと思う。ありがたいことにポンペイ展は基本的に撮影可能。ポンペイと言えば噴火で埋まってしまった古代遺跡。18世紀に発掘が進みアングルやダヴィッドも属す新古典主義を勃興させた一因ともされている。ヨーロッパ人のアイデンティティともいえるギリシア、ローマの古典古代、そのローマの遺跡がまさか東京で見れる日が来るとは思ってもいなかった。 ポリュクレイトス「槍を持つ人」 ローマンコピー(※古代ギリシアに作られた作品のコピー)のこの作品。正確な身体表現やプロポーションはもちろん、手の血管が浮き出た感じや、背中や尻の筋肉感がすごかった。…