人口31.87万 (2023年3月)の花蓮県。その内、約10万人(2023年3月)が花蓮市に住んでいます。花蓮市の中心街は、中山路・中正路の交差点付近一帯。ここは日本時代から繁華街として栄えた街です。 日本統治時代、花蓮に初めての鉄道の駅が完成しました。当時は花蓮港駅と呼ばれており、駅は今の花蓮駅とは逆の海側にあったため、花蓮の街は、海側から開けていったのです。 1908年、日本の国会は花蓮・台東間の鉄道と道路の建設許可を出しました。当時の常識では、一旦、台湾総督府を通して建設費用は送金されるのですが、この工事に関しては、日本から直接「鉄道部花蓮出張所」へと送金されたため、同出張所は、当時の地…