井深家は会津の名家であり、井深大氏の曽祖父は会津藩の家老で漢学に優れ藩校・日新館館長を務めたこともあり、幕末に会津での籠城戦に参加、親戚には白虎隊で自刃した方もいます。 井深氏は2歳の時、父の死去に伴い、愛知県安城市に住む祖父のもとに引き取られました。母と共に5歳から8歳まで東京に転居、その後は再び愛知県へ戻り、のちに再婚した母に従い、母の嫁ぎ先の神戸市に転居、早稲田大学理工学部を卒業しました。 葬儀の際、江崎玲於奈氏は「温故知新、という言葉があるが、井深さんは違った。未来を考え、見ることで、現在を、明日を知るひとだった」と言ったそうです。それでは今回の内容に入ります。 4 科学万能(理性至上…