東海大学落語研究部の先輩達は、皆、寄席文字、三味線、太鼓が出来た。私の様なダメ部員は何も出来なかったが、各代にスペシャリストが居て行事の時は腕を振るうのだ。 新入生勧誘や落語会の看板、落語会のめくり、ホール落語のパンフレット、そして、夏合宿の最終日に開かれる「落研オリンピック」の表彰状も寄席文字担当の先輩が徹夜で書いていた。 シャレの大会とはいえ、「マラソン」「卓球」「バドミントン」「岩石投げ」等、大会が終わらないと入賞者の名前を入れられない。 つまり、寄席文字班の先輩は一週間の合宿で疲れ切った状態で深夜に表彰状を書くのだ。 下に載せられた写真は、我が家から発見された40年以上前の賞状である。…