短歌集や俳句集を読みたくなることがある。なんか言葉の感性が鈍くなったなあと思う時(まあ、鈍いのだが)、長行を読むのがきつい時、別の視点で言えば、短くてもいいからグサッと刺さる言葉に触れたい時などに多い気がする。季節の変わり目にも、このような本を手に取りたくなる。 東直子さんの「春原さんのリコーダー」。歌人であることは知っていたし、穂村弘さんとの共著も読んだことがある。そういえば単著は読んだことがない。第一歌集か。古本屋で購入したら、彼女のサイン入りだった。 春原さんのリコーダー (ちくま文庫) 作者:直子, 東 筑摩書房 Amazon 作風というべきか。実は、何を言っているのかわからない歌が多…