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電機メーカー。TOSHIBA

古くは1875年の田中製作所の設立にまで遡れるが、現在の東芝の元となる東京芝浦電気は1939年に誕生、これが1984年、東芝と改称された。

一般消費者には白物家電やパソコン(一時期は7年連続世界シェア1位)などでおなじみだ。ノート型パソコンを初めて開発したのは東芝の青梅工場で、発明者は東芝の副社長にまでなった。一方で、発電所施設なども手がける重電メーカーでもある。

さらに変わったところでは、ブルートレインや貨物列車を牽引する電気機関車も製造している。

また、日本語変換技術は東芝が技術として形とすることに初めて成功するなど、社会的に大きな意味を持つ技術を開発する企業としても知られている。

その製品が現在にもまた歴史的にも重要な価値を持つのは当然だが、会社自体が日本の労使関係や経営についてのケース・スタディの素材となることもある。企業側としてもそれを意識してのことか、従業員自殺者を減らす取り組みをいち早くから行い成功させるなど、社内環境の改善に力を入れている。サラリーマン向け雑誌等の企業評価項目では、倫理性や社会性を大きく評価され、それらの項目では日本企業トップ5に入るほどである。

かつてのレコード会社東芝EMIは英国EMIと合弁で設立した会社だったが、2006年に東芝の持ち分を英国EMIが引き取ることになり、翌2007年に「EMIミュージック・ジャパン」となって東芝の手を離れている。

  • 【業種分類】電気機器
  • 【市場名】東証1部,大証1部,名証1部
  • 【決算】3月 末日
  • 【設立年月日】1904年6月25日
  • 【上場年月日】1949年5月
  • 【証券コード】6502

携帯電話

他のメーカーのような派手さはないが、「東芝の電波は良い」とはヘビーユーザーなら誰もが認めるほど、携帯電話の受信感度は良好*1で、受信感度にこだわる為に買い換える客も多い、らしい。

昔はKENWOODが最高だったが今は携帯電話事業から撤退している為に、「電波の東芝」と言われるようになった。

……のだが、2011年8月3日、携帯電話事業での富士通との合弁会社「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」の保有株式をすべて売却、携帯電話事業から撤退することとなった。

東芝クレーマー事件

ビデオデッキの故障修理に関して、顧客からのクレームに対しての一部始終をインターネットに公開されてしまった事件。そのやりとりがあまりにも生々しかったため、各所(主にWeb上)で非常に大きな反響を呼び、東芝のビデオデッキなどは大きく販売数を減らすことになってしまった。

歴史的にはインターネットなどの通信網の利用で、個人が手軽に情報発信し、社会的影響を与えることができるようになったという事実を知らしめた事件である。

しかしこの事件を教訓に、組織全体で顧客満足度の向上に取り組んだ結果、東芝の顧客対応は現在あらゆる点で高い評価を得ている。

鉄道関係

日立製作所とは異なり、電気機関車や電車の電機品、自動改札機や券売機などの駅務機器に絞られている。また、自動改札機を製造するメーカーは日本に3社しかないがそのうちのひとつである。*2

武蔵野線北府中駅の近くにある府中工場ではJR貨物向けの電気機関車を製造しており、最近ではEH500・EH200を製造している。また、府中工場の構内には103系のVVVF試験車が2両留置されている。

阪急電鉄(阪急阪神東宝グループ)とは関係が深く、阪急電鉄の車両は京都線系統*3を除きすべて電機品が東芝で統一されている。北大阪急行の車両にも東芝のVVVFが装備されており、阪神電鉄でも一部形式の制御装置は東芝製である。ただし、阪急阪神東宝グループでも神戸電鉄・北神急行は電機品に東芝ではなく三菱電機を採用している。

そのほかに、東海旅客鉄道(JR東海)とも関係が深く、同社のVVVF車はすべて東芝のVVVFが使われている。

テレビ番組

2002年までTBS系列で日曜夜に長らく「東芝日曜劇場」の一社提供を務めていたが、その後は一社提供スポンサーから撤退(他のスポンサーによる複数社提供)する時期が続いていたが、2009年秋期に放送された「JIN-仁-」より、7年ぶりに複数提供社の一として返り咲いた。

*1:但し、一部例外が存在する。

*2:残り2社はオムロン・日本信号

*3:もともとは阪急ではなく京阪の路線だったため、その名残で東洋電機製造の電機品が使われている

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