作家、小説家。 1968年12月3日生まれ、愛知県出身。 デビュー作『催眠』*1の大ヒットにより人気を博し、『千里眼』*2でベストセラー作家の仲間入りを果たした。『万能鑑定士Q』シリーズはブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞した。 心理学を駆使した独自のサスペンスタッチの小説は、一度読み出したら止まらない。
amazon:松岡圭祐
*1:東宝系にて映画化
*2:東映系にて映画化
本書でご紹介するのは、小説家で「食べていく」のではなく「儲けて富を得る」方法です。 (松岡圭祐『小説家になって億を稼ごう』新潮新書) いやもう、ちょっと引いてしまうぐらいドギツイ言い方ですが、実際、著者の松岡先生は『万能鑑定士Q』『高校事変』などのミリオンセラーをいくつも出しています。現実に年収が億を超えている「富豪作家」なのです。 どうすれば、そんな小説が書けるのでしょうか。この本のなかで松岡先生は「秘伝」とも言うべき方法を公開してくれています。 それは、「想造」という技法です。 私なりに要約すると、「何人かの俳優の写真を印刷し、そこに名前・職業・特技・性格といったプロフィールを書き添え、壁…
読書日記 2024年3月6-12日 ・マーガレット・アトウッド(斎藤英治訳)『侍女の物語』 ・三崎律日『奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語』 ・松岡圭祐『瑕疵借り ――奇妙な戸建て――』 ・ヘンな間取り研究会『ヘンな間取り』 ・ヘンな間取り研究会『ヘンな間取り ―大家さんもびっくり編』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 メビウスの守護者』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 潮騒のアニマ』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 紅のアンデッド』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 スワロウテイルの消失点』 ・ジェームス・M・ケイン(池田真紀子訳)『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 以下コメント・ネタバ…
拝啓、あなた様松岡圭祐さんの杉浦李奈シリーズを読み始めて1カ月半です。第1巻~第11巻まで、読み終えました。 (わたしのブクログの本棚です)ビブリオミステリーシリーズです。出版業界のリアルを知ることもできて、おもしろかったです。シリーズものなので、話の流れが似ていることもあり、最後には必ず解決してくれる!という期待を裏切られることがありません。どういう解決を見ることができるのか?というワクワク感に始まり、その結果に大満足できるので、次から次へと読みたくなりました。おそらく、次の第12巻もいずれ出ることでしょう。楽しみに待っています。 かしこ ● 「紙飛行機575号<17音のショートポエム>」【…
高校事変 (角川文庫) 作者:松岡 圭祐 KADOKAWA Amazon <あらすじ> 優莉結衣(ゆうり・ゆい)は、平成最大のテロ事件を起こし死刑となった男の娘。事件当時、彼女は9歳で犯罪集団と関わりがあった証拠はない。今は武蔵小杉高校の2年生。この学校に支持率向上を狙った総理大臣が訪問することになった。総理がSPとともに校舎を訪れ生徒や教員らとの懇親が始まるが、突如武装勢力が侵入。総理が人質にとられそうになる。別の教室で自習を申し渡されていた結衣は、逃げ惑う総理ら一行と遭遇。次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器のたぐいまれなる知識や機転で次々と撃退していく。一方、高校を占拠した武装勢力は具体…
拝啓、あなた様松岡圭祐さんの「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論」を読み終えました。 本屋さんの文庫新刊コーナーに「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論11」が並んでいたのです。手にとって裏表紙のあらすじを見ると、わたし好みの物語のようでした。タイトルに「11」とついているので、シリーズものだとわかります。だとしたら、最初から読みたい!松岡圭祐さんの棚に行くと、あるある!ちゃんとシリーズの最初から在庫があるではないですか!奥付を見ると、初版が令和3年10月25日とあります。えっ、2年3カ月でシリーズ1~11までも?11冊とはすごいスピードですねえ。まずは、シリーズ第1号から読みま…
『高校事変』3つめのスピンオフ小説 登場! 『高校事変』のスピンオフ小説がまたまた登場です。 『伊桜里 高校事変 劃篇』(いざり・こうこうじへん・かくへん) 『万能鑑定士Q』や『千里眼』でおなじみの松岡圭祐の小説です。 なかでも新しく人気シリーズと なりつつある『高校事変』。 『千里眼』に負けないくらいのアクション&エンターテイメント満載のシリーズとなっています。 ここでオススメするのは『高校事変』のスピンオフ作品です。 スピンオフなどの外伝的な作品の存在によって、新しい角度から本編をみることができます。 今回は『伊桜里 高校事変 劃篇』の紹介です。 『高校事変』3つめのスピンオフ小説 登場!…
『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IX』の紹介 松岡圭祐氏のミステリ小説『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論』第9巻の紹介です。 サブタイトルが 「人の死なないミステリ」。 今作では主人公の李奈が大きな成長をみせます。 松岡圭祐氏のミステリー小説『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論』も今作で9冊目。 今回は『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IX 人の死なないミステリ』を紹介します。 『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IX』の紹介 ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論シリーズとは? 今回発売された 第9巻の紹介 「人の死なないミステリ」と…
『高校事変16』の紹介 松岡圭祐の『高校事変16』が発売されました。 しかも、今回は14~16巻まで毎月出版されるという嬉しいスケジュールです。 松岡氏は筆が速いことで有名です。 シリーズ開始から4年で16冊。 驚異的です。 今回は現時点での最新作『高校事変16』の紹介をします。 『高校事変16』の紹介 『高校事変』シリーズを簡単に言うと 『高校事変16』 スピンオフ小説 まとめとして 『高校事変』シリーズを簡単に言うと 女子高生が凶悪な組織に立ち向かう、アクション・エンターテイメント小説です。 KADOKAWAから出ている松岡圭祐の小説です。 2019年から始まりました。 sozai.han…
『高校事変』第二章の紹介 作家・松岡圭祐はエンターテイメント小説を生み出してきました。 『千里眼』『探偵の探偵』などの、手に汗握るアクションが楽しめるものが多く、さらに、どれも長編です。 そのなかでも、今回は高校を舞台に女子高生が活躍する『高校事変』シリーズを紹介します。 第一章がクライマックスをむかえ、いよいよ第二章が始まります! 『高校事変』第二章の紹介 『高校事変』シリーズを簡単に言うと 『高校事変』第二章 主人公は誰? 『高校事変14』 『高校事変15』 まとめとして 『高校事変』シリーズを簡単に言うと 平成最悪のテロリストのリーダーには子どもがいました。それが次女で高校2年生の優莉 …
”わからない?いまはほかの苗字の奴より頼りになるってことが” 『高校事変13』松岡圭祐 ◆あらすじ◆ 新章、開幕! 最終決戦で宿敵の兄・架祈斗を倒した結衣と凛香。2人ともに進学が決まり、新しい生活が始まろうとしていた。そんな中、高校入学を控えた凜香は、江東区の閑静な住宅街にある神社で同年代の少女、杠葉瑠那と向き合っていた。彼女は一体、何者か――? 同じ頃、各地で女子高生の失踪事件が続発。やがて高校生になった凜香の周りにも不穏な影が……。満を持しての新章スタート、衝撃のJK青春ハードボイルド、再始動!(Amazonより) ◆感想◆ 大好きなシリーズが、まさかの新章突入。 「Ⅻ」までの主人公であっ…
瑕疵借り ‐‐奇妙な戸建て‐‐ (角川文庫) 昨今話題のワードをギュッと詰め込んだような話だった。過去に人死にがあったという瑕疵物件に住むことを生業にしている瑕疵借り屋・藤崎が住み込んだ場所は、なぜか村人全員に敵視しされ監視されているような家だった。この家で一体何があったのか、村人たちの異様な態度の正体は何なのか調べていくうちに、とうとう殺人事件までもが起こり、という話。 これは面白かった。前半のちょっとした短編がその後の本編に繋がる布石となっていて、村人全員から理由のわからない敵意を持たれ謎の気持ち悪さを感じるという、今流行りの”因習村”から連想される前提知識を逆手に取ったようなネタが仕込ま…
天気が良くても黄砂だと台無しです 雨が降った次の日、雨も止んだのでホッとしてたら毎年恒例の黄砂が凄くて視界が結構悪いです。 先日触れたマウントアダプターを使ってPENTAKONの30㎜F3.5を使ってみようと思ってカメラにつけて遠景を狙ってみたら、どうも駄目な感じ。 町並みが全く見えません… blog.kobephotomic.work これはレンズがアレだからかなと、EF16−35㎜F4に付け替えて見たんですが、やっぱりダメです。 今の(?)レンズに付け替えてもサッパリです いやこれはいつにも増して黄砂が酷いですね。 前日雨が降ろうが雨雲が過ぎようが黄砂が舞ったら台無しです。 こればっかっり…
遅くなりましたが、4月の購入検討&気になる本ほかピックアップです。4月は月末からGWに突入しますが、発売が変則的になりそうなのは5月に入ってからですかね。レーベルが集中する月初のほか、電撃文庫の点数も多い10日前後、ガガガ文庫・富士見ファンタジア文庫あたりを中心とした18・19日前後、MF文庫Jなどを中心とした25日前後は頭を悩ませることになりそうです。注目のシリーズ続巻としては今回で完結のDREノベルス「月の白さを知りてまどろむ」、カドカワBOOKS「サイレント・ウィッチ」、電撃文庫から2冊同時刊行の「声優ラジオのウラオモテ」と「新説 狼と香辛料」、「レーエンデ国物語」、電撃の新文芸から「U…
1日購入 飛ぶ男 安倍公房 (新潮文庫) 七月に流れる鼻/八月は冷たい城 恩田陸 (講談社文庫) 読書 チンギス紀 十 星芒 北方謙三 (集英社) 210p〜読了 本屋で立ち読み 瑕疵借り 奇妙な戸建て 松岡圭祐 (角川文庫) 152p〜読了 ナイトランド・クォータリーvol.27 蟄居/幽閉/籠城 〜潜み棲む恐怖 (アトリエサード) 1p〜7p 母影 尾崎世界観 (新潮文庫) 46p〜65p 2日読書 ナイトランド・クォータリーvol.27 蟄居/幽閉/籠城 〜潜み棲む恐怖 (アトリエサード) 8p〜17p 母影 尾崎世界観 (新潮文庫) 66p〜93p 紙魚の手帳 Vol.12 (東京創元…
八月十五日に吹く風 (講談社文庫) 作者:松岡圭祐 講談社 Amazon 願い事は願わなければ叶わない。 願うだけでも叶わない。 奇跡は待っていても起きない。 書いてあることはwikipediaというか史実だけどこんな感動的な小説にしてしまうところがすごいhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%AB%E5%B3%B6%E6%92%A4%E9%80%80%E4%BD%9C%E6%88%A6 昭和20年7月15日、 日独伊三国同盟の一角を占めていたイタリアが、降伏後に連合国側に付き、かつての同盟国に宣戦布告した。
2024/3/14木曜日 6時過ぎに起床し洗濯と昼食作り。 中華麹の材料をヨーグルトメーカーにセット。 一夜漬け風沢庵を仕込んだら、ベランダで水やり。 既に暖かい日差しが差し込んでいた。 10時に久しぶりに畑へ。 じゃがいもの種芋を植え付ける事に。 夫が60cm幅の畝を作っている間、自分は野菜の゙収穫。 小松菜とタアサイ、青梗菜は花が咲いていた。 野菜室が満杯になる程、収穫。 春ですわ。 収穫が終わったら種芋の植え付け作業の手伝い。 それが終わったら雑草取り。 めっちゃ繁殖してた。 春ですわ。 11時半に作業終了。 自分はその足で買い物へ。 12時半に帰宅後、昼食の用意。 13時に昨夜以来の食…
角川文庫の夏の文庫フェアの小冊子「カドフェス2014」で紹介されていた本の一覧。 冊子自体はすでに処分してしまっていて、自分の覚書メモの写しなので抜けなどのミスがあるかもしれません。
2024/3/13水曜日 5時45分に起床し洗濯と朝食作り。 やることやったら読書。 昨日に引き続き義和団の乱本。 今日は松岡圭祐著「義和団の乱」 背表紙が厚いのもあり更に内容が密。 詳しい。 日本人で最初に犠牲になった杉山書記官も度々登場。 が、この本によると、最初に犠牲になったのは関本一等書記官の妻。 しかも、惨殺されている。 本の冒頭で「この物語の登場人物は実在する」とあるから史実なのだろうと思う。 次女と一緒に向かった教会で礼拝中に襲撃され娘の目の前で剣で体を貫かれ、切り刻まれた。 辛うじて助かった次女は病院に搬送され療養したものの心に傷を負ったまま退院した。 清の民衆にしてみればキリ…
拝啓、あなた様2月4日の日記に「松岡圭祐さんの杉浦李奈シリーズを読んでいます」と書きました。あれからずっと順番に読んでいます。今、8作目を読み終えました。「ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VIII 太宰治にグッド・バイ」 伊坂幸太郎さんの「バイバイ、ブラックバード」は、太宰治さんの「グッド・バイ」をオマージュしたものだとは聞き知っていました。この本には、その太宰治さんの未完作品「グッド・バイ」が出てくるのです。わたしは、今まで、それを読んだことがありませんでした。今回初めて、その内容を知ってびっくりです。複数の女性と交際している男が、その女性たちと別れ話をしに行くという内容なのです…
・おすすめ作品 黄土館の殺人 ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編11 ハロー・ワールド 王とサーカス 2月の読書メーター読んだ本の数:24読んだページ数:8816ナイス数:447王とサーカス (創元推理文庫)の感想作品のテーマとタイトルがマッチし過ぎて怖い。王の死を報道するのは当然だが事細かくやる必要はあるのか。大事を人々の好奇心を満たすため、騒ぐために消化することに意義はあるのか。真実や人の本性は片面だけでは測れない。読了日:02月28日 著者:米澤 穂信水底の棘 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)読了日:02月27日 著者:川瀬 七緒僕の神さま (角川文庫)読了日:02月25日 著者:芦…
1日読書 島抜け 吉村昭 (新潮文庫) 1p〜21p 紙魚の手帳 Vol.11 (東京創元社) 215p〜278p 2日購入 母影 尾崎世界観 (新潮文庫) オーバーヒート 千葉雅也 (新潮文庫) 読書 チンギス紀 九 日輪 北方謙三 (集英社) 284p〜読了 本屋で立ち読み 島抜け 吉村昭 (新潮文庫) 22p〜49p 紙魚の手帳 Vol.11 (東京創元社) 279p〜287p 1947 長浦京 (光文社) 308p〜319p 3日購入 乱歩殺人事件―「悪霊」ふたたび 芦辺拓 (角川書店) 読書 島抜け 吉村昭 (新潮文庫) 50p〜91p 乱歩殺人事件―「悪霊」ふたたび 芦辺拓 (角川…
遅くなりましたが、3月の購入検討&気になる本ほかピックアップです。3月は20日が春分の日ということで、そのあたりの発売レーベルが前倒しになっており、それが渋滞を引き起こしそうですね(苦笑)また電撃文庫やガガガ文庫、富士見ファンタジア文庫、MF文庫Jなども点数が多めで、何を読むか頭を悩ませることになりそうです。注目の続巻シリーズとしては角川スニーカー文庫で今巻で完結となる「陰キャだった俺の青春リベンジ」「お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について」、電撃文庫の「リコリス・リコイル」「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」、GA文庫「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間に…