未来製作所 作者:太田 忠司,田丸 雅智,北野 勇作,松崎 有理,小狐 裕介 幻冬舎 Amazon ショートショートに落ちの意外性を求めるならちょっと物足りないけどショートストーリーとして読むならそれぞれ面白い。
まず!全て 2024個人的ベスト 本 「エレファントヘッド」 / 白井 智之 映画 「女神の継承」 ゲーム 「FIREWATCH」 本 74冊 ジェノサイド/高野和明 レモンと殺人鬼/くわがきあゆ この夏のこともどうせ忘れる/深沢仁 水木しげるの世界妖怪事典 混物語/西尾維新 いけない2/道尾秀介 6月31日の同窓会/真梨幸子 絶唱/湊かなえ 続・水木しげるの世界妖怪事典 止まりだしたら走らない/品田遊 幻惑の死と使徒/森博嗣 もっと悪い妻/桐野夏生 封印再度 / 森博嗣 仮面山荘殺人事件/東野圭吾 エレファントヘッド / 白井智之 セイレーンの懺悔/中山七里 ラッシュライフ/伊坂幸太郎 掟上…
毎年最後の更新は、2024年に印象的だったエンタメを振り返ります。 今年はゲームに加えて、本やドラマ・映画・音楽もまとめに加えました。 2024年に私がプレイしたゲーム、見た作品なので、それ以前の発売の物も含まれます。 ゲームハード表記は私がプレイした機種となります。 ゲームの感想はプレイ当時のもので、アップデート等により現在のバージョンとは内容などが違うかもしれません。ネタバレ等もあります。あしからず。 Series X『龍が如く8』 長らく続いているシリーズですが、本作はこのシリーズの到達点でしょう。 今回はハワイに舞台を移した一行。そのマップの作り込みやベースとなるRPG部分だけでも凄い…
久しぶりに稲葉振一郎を読んだ気がする。宇宙倫理学関係は2010年代後半にちょいちょい読んでいたし、ブログとかSNSとかは見ているので、全くの久しぶりというわけでもないのだけど 対談集なので、気楽な感じで読んだが内容は濃いし、タイトルが象徴的だが、話題の幅が非常に広い。 ただ、タイトルに動物とあるが、明示的に「動物」を扱っているのは、田上孝一との対談だけのような気がする。扱われている分量からすると『宇宙・AI・資本主義』とか『宇宙・SF・資本主義』とかの方が妥当ではある。しかし、そこをあえて「動物」としたことで興味を引くタイトルになっているな、と思う。 成立過程などは、以下でも読むことのできる「…
・AIとSF編者:日本SF作家クラブ出版:ハヤカワSF文庫(Kindle版) もともとは安野貴博さんの短編が収められていると言うことで気になってた1冊ではあるんですよね。まぁでも1つの作品を読むだけのために買うのもどうかなぁとも思って躊躇たんですが、最近この短編集の続編(「AIとSF2」)が出版されたのを知って、「確かにAIっていうのは今SF小説家にとってかなり旬なネタなんだな」と思い直して読んでみることにしました。結論から言うと、かなり面白かったですね。一気に読むと言うよりは、1週間位かけて読んだんですけど、充実感がかなりありました。 <概要>ハヤカワ文庫の『AIとSF』は、日本SF作家クラ…
寒いっすね。つーかもう2024年終わりますね。 そんな12月の購入予定です。 12月5日 『FANTASIAN Neo Dimension』 坂口博信と植松伸夫のFFタッグで送る最新作。 公開されている映像を見てもいまいちピンと来るものがありませんが、FFで育った人間ですので購入します。 今月はこの1本かな。 それでは先月プレイしたゲームの話。 PS5『ドラゴンクエストIII そして伝説へ… HD-2D』 HD-2Dリメイクはひたすら美しい。そもそも上から見下ろしを前提にしているマップなので、斜め視点固定のHD-2Dだと見辛い部分が出てるけど、その不満を越えるほどマップは丁寧な作り。 オリジナ…
映画 Wicked TAR/ター アニメ アーケイン(シーズン2) マンガ 宝石の国(13) かげきしょうじょ!!(15) 海が走るエンドロール(5)(6)(7) ヒラエスは旅路の果て(全3巻) 本 食べるノヲト AIとSF それでも、日本人は「戦争」を選んだ おわりに 映画 Wicked これを真っ先に書かずにはいられないでしょ。海外勢なので公開翌日朝イチで見に行った。問答無用で今月のベスト!みなまで言うな最高だった!舞台の素晴らしさはそのままに、映画だからできること(凄まじい人数の群舞、自由なカメラワーク、煌びやかでマジカルなVFX等々)をふんだんに使っていて惚れ惚れする。発表当初は前後編…
衝撃的なタイトルに惹かれて購入。 柞刈湯葉チックな、近未来SF。科学的専門知識がふんだんにちりばめられ、果たしてちゃんと理解できたかどうか。 短編集ですが、「同じ世界」が舞台となっているので、こっちの話に、あっちに出てきた話が出てきたり、とかの仕掛けあり。 最近のSFの筆致って、なんか昔と違うよなぁと思っていたところに、正統派とも言うべき古典のフェアをやっていたので、思わず買ってしまった本は次に読もう。 山手線が転生して加速器になりました。 (光文社文庫 ま 21-2) 作者:松崎有理 光文社 Amazon
夕方のニュースで誰かが「誰が政権取ろうとも日本としてどういう立場で外交するかを考えるべき」みたいな雰囲気の話をしていたが、個人もそうなのかもしれない。 誰が政権取ろうとも、世の中どうなろうとも、自分はどうあるかをしっかり考える。「山手線が転生して加速器になりました。」(松崎有理/光文社文庫)読んだ。山手線が転生して加速器になりました。 (光文社文庫)作者:松崎 有理光文社Amazon山手線が転生?加速器?お前は一体何を言っているんだ・・・と思われる方も1人位はあるかもしれないが、そういう話なんだから仕方がない。 2019年末、エボラ出血熱を上回る致死率・感染力を持ち頻繁に変異する伝染病に未曽有…
前に出版された『シュレーディンガーの少女』が良かったので、最新作のこちらの短編集も読んでみた。 先に巻末付録の「作中年表」を読むことをおすすめする。何の説明もなしに「撤退宣言」とか「モラヴェック」といった言葉が出てくる。この年表に基づいた、人類が都市を放棄して、リモート暮らす世界を描いている。つまりは、連作短編集のような体裁となっている。いや連作短編集と言っていいのだろう。 表題作は、鉄道としては廃止された山手線が円形加速器に再生され、さらに自意識を与えられるという話。加えて中央線が直線加速器になっている。さらにその1年後を描いた一編もあり、ユーモアがありアイディアとしては秀逸。 山手線が転生…
<99>斜線堂有紀『プロジェクト・モリアーティ01絶対に成績が上がる塾』朝日新聞出版 ★3.5【ナゾノベル】プロジェクト・モリアーティー(1) 絶対に成績が上がる塾 (ナゾノベルシリーズ)作者:斜線堂 有紀朝日新聞出版Amazon <98>寺地はるな『いつか月夜』角川春樹事務所 ★4いつか月夜 (角川春樹事務所)作者:寺地はるな角川春樹事務所Amazon <97>真梨幸子『教祖の作りかた』幻冬舎 ★3.5教祖の作りかた作者:真梨 幸子幻冬舎Amazon <96>木爾チレン『二人一組になってください』双葉社 ★4二人一組になってください作者:木爾チレン双葉社Amazon <95>陳舜臣『桃源亭へ…
ディストピア×ガールを題目に編まれたSF短編小説集。 同じ作者の短編集「あがり」は研究を取り上げたSF小説集でありかなり好きな作品(特に『へむ』が絶品!)だったのですが、本作もまた質の高い作品が揃っていました。 65歳で必ず死ぬ。 肥満者は虐げられ、太っているものが集められてデスゲームが開催される。 数学が禁止され、数学を扱う者は弾圧される。 或いは秋刀魚が絶滅した後の世界。 ディストピアにある女よ、過酷な世界に対抗せよ―― 世界をそうたらしめている論理と法則に対して、理性と諦めぬこころをもって抗う様のバリエーションは読みごたえがありました。格好良い老女が最期近くに路傍の石に蹴躓いてちょっと死…
山手線が転生して加速器になりました。 (光文社文庫 ま 21-2) 作者:松崎有理 光文社 Amazon サヴァナの王国 (新潮文庫 ク 44-1) 作者:ジョージ・ドーズ・グリーン 新潮社 Amazon メトーデ 健康監視国家 作者:ユーリ・ツェー 河出書房新社 Amazon
毎週日曜日は、この一週間に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 (9/9~9/15 全98冊) *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上を表示) ◆サンデー毎日「遠回りの読書」: 9/22・9/29 号 2 冊アインシュタインの旅行日記 日本・パレスチナ・スペイン アルバート・アインシュタイン 草思社 2,420裏庭のまぼろし 家族と戦争をめぐる旅 石井美保、イシイ アツコ 亜紀書房 1,980 ③ ◆女性自身「今週のあなたを開く本」…
2024年8月31日 しーらさん、フードトラベラーさん、りこさん、kodemarixさん、さやさん、上杉 麟太郎さん、ケープさん、いつもスターをありがとうございます。 何だか雨模様で湿気ている。そんな中、一日家でゴロゴロしているのもしんどい。夕方から散歩。途中から雨が降っても大丈夫なように、店舗内をぶらぶらと。 そうしたら、書店でこんなものを見つけた。 東京創元社の小冊子。無料です。 おー、東京創元社さん、創立70周年か。おめでとうございます!東京創元社さんと言えば、フロスト警部とニール・ケアリーだ。ネヴィル・シュートの2冊も大好き。ちなみに、東京創元社の70周年サイトは、こちら。 www.t…