作家。三重県出身。「廃車」で第107回文學界新人賞を受賞。、一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了*1。「よもぎ学園高等学校蹴球部」(『文學界』2009年5月号)で、第141回芥川賞の候補となる*2。
*1:『文學界』2008年12月号、文藝春秋、を参照。
*2:http://www.asahi.com/culture/update/0702/TKY200907010421.html(09年7月5日閲覧)
12/3(木)もう木曜日だ。平日も寄り道や外食をすると変化が出る。7:45起床。コーヒーをいれて、トーストを食べた。成城石井の食パン、味はおいしいが切り方が薄い。初めて買う食パンは何をのせようか迷う。明日からどうしようかな。家を出て、出勤する電車内で長野まゆみ「夏至祭」を読む。 河出文庫の話をしていたときにMさんが「綺羅星波止場」をおすすめしてくれたこともあり、図書館で借りてみた。これは愛蔵版?後半に綺羅星波止場が収録されている。Mさんが読んだ文庫はこっちか。 あまり興味が持てない作家だったが、読むと決めてとりかかってみると当て字とかを使っている割に読みやすい。状況が掴みやすいのは文章力による…
最近やった仕事いろいろ。 よろしくお願いします。 <本日発売> 「週刊SPA!」12月15日号に、有賀薫『スープ・レッスン2――麺・パン・ごはん』(プレジデント社)の書評を書きました。 ※まだ見本誌届いてないけど、たぶん載ってるはず。 久々のレシピ本書評です。 前作も簡単&美味しくて作りまくりましたが、続編となる本作も素晴らしい。 「+炭水化物」仕様となったことで、1皿でも満足感が高く、忙しい日のお昼ごはんとかにめちゃ重宝してます。 <発売中> 『文學界』(文藝春秋)2021年1月号で、いとうせいこうさんと九龍ジョーさんの対談「#MeToo時代のお染久松」の構成を担当してます。 www.bun…
メイの文章がオモシロかったので、そちれにばかり注意が向いてしまい、自分のをアップするのを忘れていた わが昭和文学ゼミ 関谷一郎 私の顧問時代の昭和ゼミについて、率直なところを書き残しておきたい。 平成4年(1992年)に宇都宮大学(10年間勤務)から学大に赴任したのだが、当時の学大の教員の授業負担は週に8コマ前後あったので、ダマされたという思いが強かった(宇都宮大学は楽だったナ、週に2回はテニスできたし)。その上で昭和ゼミという負担まで課せられて(あくまでもボランティアという建前だったけど)、毎日がタイヘンだったというウラミばかり残っている。私の定年退職記念号の『学大国語国文』第46号で、当時…
「前書き」もそうだけど、生涯最後の本なので「後書き」も我がジンセイが伝わるように、師匠や友人などの名前とつながりを敢えて記したので、そのつもりで受け止めてもらえると嬉しいネ。 《後書き》 最初に収録論文の初出事項(副題は略しつつ、雑誌名は新字体にして略名を利用した)と、簡単なコメントを付しておきたい。 太宰治 「太宰文学の特質」(『国語と国文学』二〇一二・四) 東京大学国語国文学会の求めに応じたもの。学会員の老化防止のための刺激として書かせてくれたものであろう。研究者だけに閉じることがなく、幅広い読者に《開かれた論》を意識して書いた姿勢が、本書全体の意向につながっている。研究者には苦い顔されて…
こんにちは、勘矢です。 今回は旗本松波氏について調べたことをまとめました。 1. 松波氏とは 2. 旗本 松波氏 (1)旗本:松波五郎右衛門家 (2)旗本:松波太兵衛家 (3)旗本:松波平右衛門家 (4)旗本:松波平三郎家 (5)旗本:松波貞太郎家 (6)旗本:松波太郎兵衛家 1. 松波氏とは 鎌倉時代の公家 日野資宣の子 忠光(頼宣)が居所としたところに松並木があったことから松並と号したといい、のちに松波にあらためました。 寛政重修諸家譜の松波の項では、斎藤道三はこの子孫といい、その子政綱が再び松波を称したとなっています。しかし、斎藤道三の子孫 井上氏の系図には、政綱の名は見られないので詳し…
「三島由紀夫と全共闘」という映画の上映が機縁となって、三島が自衛隊員にクーデターを訴えながらも挫折し、 直後に切腹自殺した事件の意味を捉え直す機運もあるようだ。というわけで、その大問題を当時教養部の学生だったボクが、「金閣寺」を通して考えた論を読んでもらおう。『シドクⅡ』中ではこの論に一番インパクトを感じたと言ってくれた、当時からの友人もいたけれど、そこから成長できていないという皮肉ではないとのことだった。当初は収録を予定していなかった三島についての論も入れることにした際に、自分が文学研究をやることになったキッカケになった若書きも採録して、生涯最後の本のシメにした形になったわけだネ。 この論も…
ボッキマンこと松波太郎さんが『図書新聞』2月29日号に載せてくれた書評の原稿をコピペさせてもらいます。実際の記事との差異はほとんど無いと思います。 開閉のあわいを泳ぐ 「忙しそうだから無理とは言わないけど、その気があれば書いておくれ」というメールを関谷氏ご本人から頂いた時、正直面倒だなと思った。その時はそこまで〝忙し〟くはなかったのだけれど、第一〝その気〟がなかった。とりあえず一冊ご恵投くださるとのことで、読んでから決めさせていただくという話にしておいた。素晴らしい御本過ぎて自分には過分の任で……とか何とか言い逃れようと思っていたのだが、《前書き》に〈生涯最後の本〉といきなりある。私の逃げ道は…