仏教者 しかし、僕をやがて確実に襲い、僕が必ず従わされる「死ぬさだめ」は済んだことでもないし、なんとなく慣れていることでもない。 死ほど残酷なさだめはない。 恐ろしいもの(死)が確実にやってくるというのに、それが自分にとって何なのか、まったく知らされない。 それなのに、人のできることといったら、それが実際に襲いかかってくるまで、なるべく忘れているように注意することくらいだというんですからね。 これが知恵?人類の知恵なのか? こんな哀れな、情けないことってないですよ(笑) 現実主義者 だけど、人にとって死は必ずしも悪いことだとは、僕は思わないけどね。 ただ、嫌なのは、たいてい苦痛がセットになって…