『柳屋』39号「小唄の巻」(柳屋画廊、昭和5年3月)が出てきました。もう開催しなくなった水の都の古本展(中之島公会堂)で数年前にモズブックスから購入。数冊出ていた中から藤田嗣治の表紙のを選んだようだ。2千円位だったか。目次も挙げておく。 昨年44号「私の巻」を入手した@wogakuzuさんが北村兼子に言及していたが、本号には兼子の「柳小唄」が載ってますね。本誌は柳屋画廊の販売目録で、記載のほとんどが短冊である。その他に色紙、扇子、掛け軸、手紙(本号では夏目漱石)などが僅かに含まれる。本号には、兼子の和歌、漢詩、俳句の短冊やホイットマンを引用する色紙が載っていた。また、『碧燈』昭和5年1月号に載…