春話二十六夜 岐かれ路 作者:坂東 眞砂子 新潮社 Amazon f.2024/6/28p.2004/9/1 from amazon site 震える記憶,極楽蜻蛉,白の陶酔,粽の味,吉原夢枕,小袖貝,蚊帳の中 他 突然、男の腕に抱きしめられ、唇が塞がれた。吸い付かれた部分から、ぞくぞくするようなさざ波が掻き立てられ、女の全身へと広がっていく――あでやかな春画から匂い立つ、濃密な官能。過激で明るい男女の営み。くり広げられる痴態に、悦楽の喘ぎを聞いて、物語が紡ぎ出された。春画を堪能しながら、江戸の褥に心を遊ばせ、大らかなエロスを味わう……欲望を解き放つ、魅惑の13篇。 坂東 眞砂子昭和33(19…