ランキング参加中読書 (まあこれも踏み込みが足りなくて考察が甘い感じ。では以下が本文) 泰平ヨンの時間SF(※追記 スタニスワフ・レムの<泰平ヨン>シリーズについてのコラム) 偉大な作家となれば、あるテーマにどのようなアプローチをしたかをみることによって、そのテーマの性質が明らかになるに違いない。 そこでこの人、スタニスワフ・レムである。 しかしもちろん一筋縄ではいかない。独自に思索を深め、ジャンルSFの縮小再生産的なアプローチについては失望を隠そうとしないレムである。 時間SFに関係する一文にはこんなものがある。 「(前略)たとえば、あり得ないタイム・マシーンがあり得ない時間旅行のパラドック…