私たちは「自由はよいこと」で、「自由がないことは悪いこと」という価値観に縛られているのではないでしょうか。確かに「自由権」は憲法に保障されている権利ですが、これは極めて限定的なものであり、今言われている「教育の自由」とは異なるものであることは、前項までで述べてきました。 そこで、今なぜ教育の自由なのか、それは何を目指しているのかについて考えてみたいと思います。 今なぜ「教育の自由」なのか 1. 現在の教育政策・制度に見られる「自由の拡大」 文部科学省は近年、「個別最適な学び」「協働的な学び」を重視し、生徒が自分の興味・関心に応じて学ぶ時間を確保する方向に舵を切っています。 一人一台端末の導入に…