増補版 誤植読本 (ちくま文庫) 作者:輝次, 高橋 筑摩書房 Amazon 小学生の頃、家族の「族」と「旅」をよく間違えた。中村雅俊の『俺たちの旅』が『俺たちの『族』』にになっていまい、暴走族のドラマになってしまった!?(笑) さてこの本。「本と誤植は切っても切れない!?恥ずかしい打ち明け話や、表現へのこだわりなど、校正をめぐるあれこれを、作家や学者たちが本音で語り出す。本好きには興味津々のアンソロジー」その代表的なものを紹介しよう。 ・(中村真一郎)一度、危いところで大恥を掻きそこなったことがある。校正刷りを出版社へ戻そうとして、封筒に入れる前に。ふと気が付いたら「学者」という字が「芸者」…