大阪市立美術館にて11月9日(日)まで開催中の『根来 赤と黒のうるし』を観てきた。 渋いテーマなだけに、日曜日の午後にもかかわらず会場は空いていた。(隣のイタリア展は入場制限がかかるほど盛況なのと対照的)でも、静かな環境でじっくりと根来塗の逸品を鑑賞できたのはよかった。 ずっと、和歌山県の根来寺由来の漆器かと思っていたけど、そうではなかった。もちろん根来寺の繁栄の中で使用されたという関係性は強いと思うけれど、塗り物事態はもっと古くから存在していて、鎌倉時代から南北朝、室町時代にかけての食器(高坏、瓶子、折敷、椀など)や仏具として作られ、使われてきたものであるということが展示を観てわかった。 そ…