芸歴三十周年を記念して、桂よね吉さんの東京落語会が深川江戸資料館にて開催されました。 チケット完売で、補助席まで設置されるほど盛況だったようです。 5月にも兜座で落語会が開かれ、「ふぐ鍋」が演じられましたが、今回は、「中村仲蔵」という、実在した歌舞伎役者を題材にした落語が披露されました。 「中村仲蔵」とは、実力より血筋が重要視される歌舞伎の世界で、最下級の「稲荷町(いなりまち)」から最上級の「名題(なだい)」にまで出世した初代中村仲蔵を題材とした古典落語の演目です。 この演目では、仲蔵が忠臣蔵を題材にした「仮名手本忠臣蔵」の五段目を演じるにあたり、同僚たちの嫉妬から、「斧定九郎」(山賊になり下…