桐生祥秀は、日本の陸上競技(短距離)選手。日本生命所属。
1995年12月15日生まれ、滋賀・彦根市出身。
小学時代は、サッカーのGKとして彦根市選抜にも選出。彦根南中1年から陸上を始めた。
洛南高校在籍中の2012年11月3日、静岡県のエコパ・スタジアムで行われた「エコパ・トラック・ゲームス」男子100mで優勝。この年代の歴代世界最高記録10秒19を記録し注目を集める。
2013年4月29日、広島市で行われた織田記念大会(エディオンスタジアム広島)男子100m予選で日本男子歴代2位となる10秒01を記録、同大会決勝でも10秒03の好タイムで優勝。日本人初の"9秒台"スプリンターへ最も近い存在として注目を集めた。同年にはインターハイで100m・200m・4×100mリレーの3種目で優勝し、高校生初の世界陸上代表入りも果たす。
2014年、東洋大学に進学。同年アメリカ・オレゴン州で開催された世界ジュニア選手権に男子100mと男子4×100mリレー*1の代表として出場、前者でこの種目日本初の銅メダル、後者で銀メダルを獲得。
2015年3月28日、アメリカ・テキサス州の大会において追い風参考3.3mながら9秒87を記録して優勝、電気計時における日本初の9秒台をマーク。しかし同年の北京世界陸上には負傷のため参加できなかった。
2016年のリオデジャネイロ五輪は男子100mと男子4×100mリレー*2の代表として出場、後者でアジア記録をマークし銅メダルを獲得。
2017年のロンドン世界陸上では男子4×100mリレー*3の代表として出場、銅メダルを獲得。同年9月9日、福井運動公園陸上競技場で行われた日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)の男子100m決勝において、19年ぶりの日本新記録となる9秒98をマークして優勝(追い風1.8m)、名実ともに日本人初の"9秒台"スプリンターとなった。