「梅の花咲きてちりなば桜花 継ぎて咲くべうなりにてあらずや」 薬師張子福子(くすりしちょうじのふくし) っていう和歌があるの知ってる? と言うYのことば。 私「うん?知らない。何それ」 Y「万葉集に載ってる和歌でさ、梅見の会があって、そのときに、梅が散ってしまっても、つぎには桜が咲くでしょうよって、うたってるんだってさ」 私「まあ、そりゃそうだよなぁ。時間の経過を当たり前のことのように言ってるだけだろ」 Y「お前、そんな単純な時間経過だけを言ったら、おもしろくも、なんともないじゃないか」 私「それじゃあ、どう解釈するんだよ」 Y「まずだな、梅を見る会が開かれていて、みんなが、きれいだなぁと鑑賞…